7月31日に京都市東山区の円山公園でサルスベリを見た後、北隣に建つ知恩院に参拝しました。
知恩院は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられるお寺で、東山に広大な敷地と豪壮な建物を有しています。
清水寺や高台寺などと並び、東山を代表する観光名所として多くの旅行者や観光客の方が訪れます。
さすがに夏の暑い時期は、人が減りますけどね。
青空と緑が夏らしい境内
知恩院には、地下鉄の東山駅から南東に約8分歩くと到着します。
京阪電車の祇園四条駅からだと、東に徒歩約8分です。
知恩院の入り口に建つ巨大な門は三門です。
京の三大門や京都三大門の一つに数えられている立派な三門は、元和7年(1621年)に徳川秀忠の命で建立されたものです。
夏の青空の下で見ると、さらに大きく感じられます。
三門をくぐった先には、男坂があります。
男坂は、石段が急なので、その南側にある女坂を上ることに。
女坂を上りきると、広々とした境内にいくつかの建物が見えます。
上の写真の左側に写っているのは浄土宗の開祖の法然上人を祀る御影堂(みえいどう)で、右側に写っているのは寶佛殿です。
そして、奥の東山の下に建つのが経蔵です。
それでは、御影堂にお参りをしましょう。
経蔵の近くには池があり、夏らしくスイレンが咲いていました。
スイレンの数はそれほど多くありません。
池にはハスも咲いていますよ。
ハスはたくさん植わっていますが、この日はあまり花が咲いていませんでした。
午後に参拝したこともあり、閉じている花が多かったですね。
また、ハスは、そろそろ見ごろを終える時期にもなっています。
経蔵の頭上の夏空がきれいであります。
しかし、日向にいると、とても暑く、額から汗がしたたり落ちてきます。
知恩院は、日陰が少ないので、夏の参拝はなかなか厳しいですね。
御影堂の西側、男坂を上りきった付近には、七百五十万霊塔が建っています。
昭和34年(1959年)に落成した七百五十万霊塔は、昭和36年の法然上人七百五十年遠忌に際して建立されたものです。
黒色の建物が多い知恩院では、朱色の七百五十万霊塔は、ちょっと違和感を感じます。
上の写真の七百五十万霊塔の隣に写っているのは、本尊の阿弥陀さまを祀る阿弥陀堂です。
手水鉢越しに見る境内。
ここで手を清めたおかげで、幾分暑さが和らぎました。
御影堂の頭上には、2本の飛行機雲。
帰りは、北門から石段を下りて黒門に向かいます。
黒門の近くのカエデは、上の方の葉が日差しを受けて赤くなっていました。
カエデも、日焼けしているようですね。
この後は、大蓮寺にハスを見に行きます。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。