7月上旬に京都市下京区の西本願寺に参拝した後、東に約10分歩き、東本願寺を訪れました。
東本願寺では、7月になると、境内の南側にある堀で、淀姫と呼ばれるハスが咲きます。
京都駅から近いので、この時期に京都に観光で訪れた際は、東本願寺のハスも見ておきたいですね。
堀で咲くハス
東本願寺は、京都駅から北に約5分歩いた場所に建っています。
境内の南側の堀にやって来ると、水面がハスの緑色の葉で覆われていました。
ピンク色のハスの花を発見。
白色のハスの花もたくさん咲いていました。
でも、花弁が花の中心に覆いかぶさるような姿をしていたハスが目立ちました。
時刻は午後1時を回っていたため、花に元気がなくなっていたのかもしれません。
ハスは、午前中に開き、午後になると閉じますから、正午を過ぎてから見に来ていたのでは、きれいに咲いた姿を見られなくても仕方がないですね。
堀を東に歩き、烏丸通にやって来ました。
東本願寺の南東角には、雨庭ができており、ヒマワリが1輪だけ咲いていました。
雨庭は、雨水を下水道に直接放流することなく、一時的に貯留し、ゆっくりと地中に浸透させる構造になっています。
雨水流出抑制効果に加え、修景・緑化、水質浄化、ヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待されます。
京都市内には、このような雨庭がいくつかあり、東山二条の妙伝寺の近くでも見られます。
東本願寺と烏丸通の間の整備工事が今年3月に終わり、東本願寺前市民緑地ができています。
以前と比べると景観が良くなり、また、歩きやすくなっています。
東本願寺前市民緑地の愛称は、「お東さん広場」だそうです。
阿弥陀堂の南側のハス
阿弥陀堂門をくぐり境内に入ります。
大きな阿弥陀堂と御影堂(ごえいどう)が南北に並ぶ配置は、浄土真宗のお寺でよく見られます。
それでは、阿弥陀堂にお参りをしましょう。
阿弥陀堂の南側にハスが植わったプランターが並べられていました。
プランターのハスは、まだほとんど咲いていませんでした。
でも、中尊寺蓮は、ピンク色の花を咲かせていましたよ。
午前中に来れば、中心の花びらも開いていたかもしれませんね。
こちらは、緑光という品種。
花びらが白色ですが、少し緑色が混ざったような色をしています。
花びらの数も多くボリューム感がありますね。
花の中心からは、何やらアスパラガスの先端のようなものが出ていました。
境内から南を見ると、鐘楼の向こうに京都タワーが見えました。
まだ梅雨の京都ですが、空は夏ですね。
そろそろ東本願寺から出ることに。
東本願寺のハスは、これからもっと多くの花を咲かせそうです。
ハスの見ごろは、7月いっぱいは続くと思います。
なお、東本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。