元日に京都市東山区の両足院に参拝した後、東に約3分歩き、安井金比羅宮を訪れました。
安井金比羅宮と言えば、縁切りで有名で、近年は多くの旅行者や観光客の方が参拝するようになっていますね。
正月も初詣で訪れる人が多く、年明けから境内は賑わっています。
寅年の巨大絵馬
安井金比羅宮には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約10分歩くと到着します。
一つ目の鳥居の上には、「悪縁を切り良縁を結ぶ」と書かれています。
また、元日から5日まで新春特別祈祷を行っていることを知らせる看板も出ていました。
2つ目の鳥居は朱色です。
この鳥居の前には、「安井神社」と刻まれた石柱が立っています。
安井金比羅宮は、明治時代には安井神社と呼ばれていました。
この石柱は、安井神社と呼ばれていた当時のものなのでしょう。
境内に入ります。
拝殿の近くには、寅年の絵馬がたくさんかかっていました。
安井金比羅宮では、拝殿で鈴を鳴らして賽銭を入れ、その後、前に進んで本殿に向かってお参りをします。
それでは、悪い縁を切って、良い縁に恵まれるように祈願しましょう。
本殿には、桂米團治さんが原画奉納した寅年の巨大絵馬がありました。
竹林の中を歩くトラが迫力ありますね。
本殿の北にある八大力尊社。
中には、かつて当地にあった蓮華光院のお堂の柱を支えた力石と伝わる八大力尊が祀られています。
ムキムキの八大力尊が、腕を組んだり様々な姿をして並んでいますよ。
基礎を固めて困難や逆境に打ち勝つ力、社会を生き抜く能力を授けてくれると信仰されています。
八大力尊社にもお参りをして、元日からしっかりと基礎固めをしておきましょう。
安井金比羅宮と言えば、縁切り縁結び碑(いし)と通称される断叶の碑が特に人気で、元日から穴をくぐろうと多くの初詣客が列を作って待っていました。
表からくぐると悪縁を断ち、裏からくぐると良縁に恵まれると伝えられています。
石碑には、たくさんのお札が貼られ真っ白になっています。
手水鉢には、金魚鉢に入っていそうな草がたくさん浮かんでいました。
赤色の花をたくさん咲かせたサザンカ。
冬になると、京都ではよくサザンカを見かけますね。
午前中は晴れていた空が曇りだしてきました。
安井金比羅宮の境内も薄暗くなり、京都市内の気温がさらに下がり始めました。
今年こそは、悪縁を断ち切り良縁に恵まれたいと思っている方は、ぜひ、新年の早いうちに安井金比羅宮に参拝してください。
この後は、京都霊山護国神社に初詣に行きます。
なお、安井金比羅宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。