11月初旬に檀王法輪寺に参拝した後、三条大橋を西に渡り、京都市中京区の本能寺を訪れました。
本能寺は、織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変で知られていますが、現在の本能寺は事件現場よりも東に建っています。
本能寺の変が起こった場所ではありませんが、境内には織田信長のお墓があったりと、歴史好きの方なら一度は訪れたくなることでしょう。
少しずつ秋らしくなる境内
本能寺は、地下鉄の京都市役所前駅から寺町通を南に少し歩いた場所に建っています。
通常は、寺町通に面した山門から境内に入るのですが、今回は、東の河原町通に面する門から境内に入ることに。
門はとても狭く見落としそうになります。
入り口には、織田信長の廟所であることを示す石碑がありますが、これもあまり目立たないので気づかずに素通りしそうになります。
門をくぐり細い参道を進んでいくと、織田信長のお墓が現れます。
私が本能寺に入ったときには、信長の廟所をお参りしている人が数人いらっしゃり、また、修学旅行生と思われる学生さんも記念撮影をしていました。
本能寺は、寺町や新京極といった繁華街に近く、この辺りは人出が増えてきていますね。
京都の新型コロナウイルスは、ほぼ沈静化したことですから、これから紅葉時期にかけて多くの旅行者や観光客の方が訪れそうです。
本堂わきの松は、1年中同じような姿をしています。
織田信長のお墓近くに植えられているオオイチョウは、まだ葉が緑色ですね。
このオオイチョウは、元治元年(1864年)の蛤御門の変の時に水を吹き出し、境内を炎から守ったと伝えられています。
11月20日頃には黄葉するのではないでしょうか。
本堂わきでは、アジサイが残っていました。
でも、葉の色が薄くなってきており、秋を感じる姿であります。
秋といえば、黄色いツワブキの花が咲いていましたよ。
本能寺の境内では、所々にツワブキが植えられており、何気なく歩いていると、きれいな黄色い花が目に飛び込んできます。
植えられているツワブキは、それほど多くないですが、黄色い花が目立ちます。
本堂の前にやってきました。
以前は、本堂の前にスロープが設置されていたのですが、いつの間にか撤去されています。
そのため、境内が広々として見えました。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂から振り返り境内を見渡します。
正面に見える建物は、大寶殿です。
大寶殿の拝観は500円で、本能寺に伝わる寺宝を鑑賞できますよ。
本堂の前のフヨウは、すでに花が終わっていました。
代わりに境内では、ナンテンの赤い実が見られるようになり、晩秋の風景となりつつありました。
本堂にお参りを済ませたので、そろそろ境内から出ることに。
帰りは寺町通側の山門から外に出ました。
この後は、天性寺に参拝します。
なお、本能寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。