7月中旬に京都市東山区の建仁寺にハスを見に行った後、東に少し歩き、安井金比羅宮に参拝しました。
安井金比羅宮は、境内に縁切り縁結び碑(いし)があり、旅行者や観光客に人気です。
でも、最近は、新型コロナウイルスの流行から京都の人出が減っており、安井金比羅宮に参拝する人の姿も少なくなっていますね。
賑わいを取り戻してきた境内
安井金比羅宮には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約10分歩くと到着します。
建仁寺からだと、北側の入り口から境内に入るのが近いのですが、1本曲がるところを間違えて、南側の鳥居の前にやってきてしまいました。
別にどこから境内に入っても構わないんですけどね。
鳥居をくぐると、想像していたよりも参拝者が多かったです。
ほとんど誰もいないと思っていたのですが、コロナ前の賑わいが戻っています。
鳥居の近くにある大きな手水鉢。
柄杓は、まだ撤去されたままなので、竹筒を伝って落ちてくる水で手を清めます。
そして、拝殿の前にやってきました。
拝殿では、鈴を鳴らし、お賽銭を入れます。
その後、前に進んで本殿にお参りをします。
安井金比羅宮は、保元の乱(1156年)で敗れて讃岐に島流しとなり、彼の地で崩御した崇徳上皇の霊を慰めるために後白河法皇の命で建立された光明院観勝寺が始まりとされています。
元禄8年(1695年)に太秦安井(うずまさやすい)にあった安井門跡蓮華光院を現在地に移した際、讃岐の金毘羅大権現の祭神である大物主神(おおものぬしのかみ)と源頼政を勧請(かんじょう)しました。
明治維新で蓮華光院が廃されて安井神社と改称され、後に安井金比羅宮となりました。
境内の北側には、天満宮があります。
学問の神さまの菅原道真を祀っているので、受験を控えている人は合格祈願をするとよいでしょう。
天満宮の西に久志塚があり、その奥に八大力尊社が建っています。
こちらは、基礎能力の向上やスキルアップのご利益を授けてくれると伝えられています。
八大力尊の絵馬もありますよ。
そして、櫛まつりの絵馬。
安井金比羅宮では、毎年9月第4月曜日に櫛まつりが催されます。
久志塚には櫛を祀り、女性の美容美顔美髪にご利益があるとのこと。
絵馬にも、「美願」と書かれていますね。
授与所の前に置かれた縁切り縁結び碑(断叶の石碑)には、いつものように白色のお札がたくさん貼られています。
中央の穴を表からくぐれば悪縁を絶ち、裏からくぐれば良縁を結んでくれると伝えられています。
縁切り縁結び碑には、穴をくぐろうと、多くの参拝者が列を作っていました。
境内では、まだアジサイが残っていました。
でも、すでにアジサイは見ごろを過ぎ、終わりが近づいています。
夏の安井金比羅宮は、以前のように多くの参拝者で賑わっていました。
今年の夏は、昨年よりも多くの観光客の方が京都を訪れているようですね。
この後は、八坂神社に参拝します。
なお、安井金比羅宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。