1月下旬。
京都市左京区の檀王法林寺(だんのうほうりんじ)に参拝しました。
檀王法林寺は、三条大橋の近くに建つ浄土宗のお寺です。
割と交通の便が良い場所に建っていることから、よく訪れます。
冬から春にかけては参道で椿が咲くので、そろそろ、きれいに咲いているかなと思い檀王法林寺を訪れました。
参道の椿
檀王法林寺の最寄り駅は、地下鉄の三条京阪駅、または京阪電車の三条駅です。
どちらの駅からも、外に出てすぐです。
三条通に面する三条門の前に到着。
三条門をくぐった先の参道に椿が植えられています。
この日は、あまり椿が咲いていませんでした。
赤色の椿は、終わりが近づいているものが多く、きれいに咲いている花を探すのが難しかったです。
ピンク色の椿は、ほとんど終わりが近い状況でした。
檀王法林寺の椿は、3月の終わりころまで順に様々な品種が花を咲かせていきます。
なので、1月下旬で見ごろを終えている椿があっても残念がることはありません。
毛糸の帽子をかぶったお地蔵さん
参道の先に建つのは楼門です。
楼門には、四隅に四天王立像が安置されています。
北西角に立っているのは多聞天です。
そして、北東角に立っている広目天。
南側には持国天と増長天が祀られていますよ。
また、四天王立像の足元には踏みつけられた邪鬼もいるので見ておきたいですね。
楼門の東側には、たくさんの石仏が並んでいます。
その中で目を引くのが、かわいらしい姿をした供養地蔵尊です。
冬ということで、毛糸の帽子をかぶり、毛糸のコートを着ています。
境内の中央に建つ本堂にお参りをしましょう。
本堂の再建時期は、元文3年(1738年)から寛延3年(1750年)ころだそうです。
彫刻、彩色などの装飾的要素が多用されている点に特色がみられ、また平面構成は江戸時代中期における浄土宗寺院本堂としては異色なものなのだとか。
庫裡(くり)の近くでは、紅梅が咲き始めていました。
今年の京都の梅は、開花が早いですね。
檀王法林寺の紅梅は、2月上旬に見ごろになりそうですよ。
こちらは、保育園の入り口に立つ童地蔵です。
供養地蔵尊と同じように毛糸の帽子をかぶっていますが、コートは着ていません。
肩掛けだけでは寒そうに見えますね。
そろそろ檀王法林寺から出ることに。
この日は、園児たちの声が聞こえず境内は静かでした。
賑やかな声が聞こえないと寂しいものがあります。
この後は、中京区の天性寺に参拝します。
なお、檀王法林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。