元日に京都市中京区の錦天満宮に初詣に行った後、寺町通を北に15分ほど歩き下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。
下御霊神社の本殿に祀られているのは、非業の死を遂げた人々で、八所御霊と呼ばれています。
丑年とどう関係があるのかと思われるでしょうが、境内には天満宮もあり、牛がいることから丑年の元日に訪れることにしました。
歳旦祭 初詣
下御霊神社の最寄り駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。
駅からは、南西に徒歩約7分で、寺町通に面した鳥居の前に到着します。
地下鉄の丸太町駅からだと東に徒歩約8分です。
鳥居の近くには、「歳旦祭 初詣」と書かれた案内板が立てられていました。
鳥居の後ろに建つ正門には、上の方に龍の彫り物があるので、こちらも見ておきましょう。
正門をくぐって境内へ。
正面には拝殿が建っています。
以前にも元日に下御霊神社に初詣に訪れたことがありますが、その時よりも人が多かったです。
境内が混雑するほどではなく、適度に賑わっている感じですね。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
八諸御霊に災厄が降りかからないように祈願しておきます。
境内の所々で、ナンテンが赤い実を付けていました。
「難を転じて福となす」ナンテンの赤い実を元日に見ておけば、一年間良いことがありそうですね。
こちらは、本殿の北側に建つ三社です。
その名のとおり、3つの社が一つにまとまっています。
3つの社は、八幡(清浄)、伊勢(正直)、春日(慈悲)です。
三社にお参りしておけば、3ヶ所の神社にお参りしたのと同じご利益を授かれそうですね。
それでは、三社にもお参りです。
本殿の南側に建つ神物寶庫(しんぶつほうこ)の扉が開いていました。
中には、神輿が収められていますよ。
神物寶庫は、神輿や祭具を保管する蔵です。
宝永の大火(1708年)の後に建てられた神物寶庫は、天明の大火(1788年)で下御霊神社が被災した時、扉を閉めていたので土蔵は無事でした。
中には、東山天皇や霊元上皇より賜った大宮神輿などがあり、現代では再現不可能な貴重な祭具も無事だったそうです。
神物寶庫の扉が開いている時は、中の祭具なども見ておきたいですね。
天満宮の牛
天満宮は、境内の南西に建っています。
天満宮の前には、白梅が植えられており、早いもので花が咲き始めていました。
咲いていたのは上の写真に写っている花だけでしたが、今年は梅の開花が早いですね。
昨年末から梅が咲き始めているところもあり、今年の京都の梅は、例年より早く見ごろになりそうです。
早ければ、1月末に見ごろを迎えるかもしれません。
天満宮の脇に伏せている牛。
丑年なのにこの牛の周りには初詣客がいませんでした。
牛の顔がちょっと寂しく見えましたよ。
本殿にお参りを済ませ、天満宮の牛も見たので、下御霊神社から出ましょう。
境内は、私が帰る頃でも賑わっていましたよ。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。