秋の仏光寺境内を歩く・2020年

9月末。

京都市下京区の新玉津島神社に参拝した後、烏丸通を東に渡り仏光寺を訪れました。

仏光寺は、四条烏丸のビジネス街の近くにありながら、比較的広い寺域を持っています。

境内は、地元の方や近くで働いている方の憩いの場となっており、いつ訪れても参拝者がいますね。

サルスベリが咲き続ける境内

仏光寺は、地下鉄の四条駅、または阪急電車の烏丸駅から南東に5分ほど歩いた辺りに建っています。

南側の入り口から境内に入ります。

境内

境内

境内の南側に建つ大きな建物は、阿弥陀堂です。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

阿弥陀堂は、仏光寺の本堂で中に入ってお参りできますよ。

本尊として祀られているのは、阿弥陀さまです。

仏光寺の名は、後醍醐天皇が夢の中で東南の方向から光が射すのを見て、人を遣わしたところ、阿弥陀如来の木造が出てき、当寺の阿弥陀如来像の台座と一致したことから、勅願により「阿弥陀佛光寺」の寺号を賜り、それを略したものだと伝えられています。

阿弥陀堂の中には、後醍醐天皇の位牌も安置されていますよ。

それでは、中に入ってお参りをしましょう。

阿弥陀堂から柱越しに眺める境内。

阿弥陀堂の柱

阿弥陀堂の柱

渡り廊下を歩いて北に建つ御影堂(ごうえいどう)に向かいます。

渡り廊下の途中から休憩所の前に植えられているサルスベリを眺めます。

休憩所前のサルスベリ

休憩所前のサルスベリ

まだ赤色の花が多く咲いています。

休憩所では、ゆっくりとくつろいでいる方たちの姿も見えます。

いつもの仏光寺らしい光景ですね。

御影堂は、大師堂とも呼ばれる建物で、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の坐像が安置されています。

御影堂にもお参りをしておきましょう。

御影堂

御影堂

御影堂と阿弥陀堂の間に植えられている八重紅枝垂れ桜は、全身緑色。

春は、濃いピンク色の花を咲かせますよ。

先ほどのサルスベリを近くから見上げます。

見上げるサルスベリ

見上げるサルスベリ

今年の京都は、サルスベリの開花が遅かったためか、9月も終わろうとしているのにまだ花を咲かせています。

空は秋らしくなってきていますが、サルスベリはまだ夏の姿を保っています。

境内の南東角に建つ鐘楼。

鐘楼

鐘楼

境内北側の宗務所の東には、勅使門が建っており、その近くにはカエデが植えられています。

勅使門とカエデ

勅使門とカエデ

以前は、この辺りは立ち入り禁止となっていたのですが、この日は、奥に入れるようになっていました。

勅使門の奥に進むと、真新しい建物がありました。

寝殿

寝殿

この建物は寝殿だそうです。

令和元年(2019年)10月9日に上棟式を行ったということですから、まだ建設されて1年ほどしか経っていないんですね。

建物が新しく見える理由がわかりました。

今まで立ち入り禁止になっていたのは、寝殿の建設工事中だったからなのかもしれません。

阿弥陀堂と御影堂にお参りを済ませたので、そろそろ仏光寺から出ましょう。

帰りは、御影堂門をくぐりました。

御影堂門

御影堂門

仏光寺境内には、D & DEPARTMENTのお店と食堂があります。

お土産を買えますし、食事をすることもできますよ。

四条烏丸周辺で休憩する場合は、仏光寺に向かうと良いでしょう。

この後は、聖光寺に参拝します。

なお、仏光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊