8月下旬。
京都市左京区の法然院に参拝しました。
法然院は、哲学の道の東側に建つ静かなお寺で、参拝者はそれほど多くありません。
ただ、近年、訪れる人が徐々に増えていますね。
8月も終わりが近づいていますが、京都はまだ暑い日が続いています。
この暑さですから、法然院に参拝する人も少ないでしょうね。
山門と白沙段
法然院には、市バス停「南田町」から北東に5分ほど歩くと到着します。
途中、哲学の道を横切りましたが、ほとんど人がいませんでした。
そして、法然院の参道前も、無人の状態。
石段を上り、左に曲がります。
そして、まっすぐ歩いていくと、茅葺屋根の山門が建っています。
いつ見ても、心が落ち着く山門であります。
海外からお越しの方が、よく山門前で記念撮影をしているのですが、この日は誰もいませんでした。
新型コロナウイルスの影響で、日本を訪れる外国人旅行者が激減しているので、法然院を訪れる人も少なくなっているようですね。
山門をくぐった先には、砂でできた長方形の白沙段(はくしゃだん)が2つあります。
白沙段には、波紋が描かれています。
定期的に白沙段の模様は変わりますよ。
白沙段の模様を見るのも、法然院に参拝する楽しみのひとつですね。
境内の緑
白沙段の少し奥には、講堂が建っています。
講堂では、よく作品の展示が行われており、この日も公開されていました。
法然院の境内は、木々が多く、夏は緑で覆われます。
涼しげな池の上には、太陽に照らされたカエデの緑色の葉。
まだ、真夏の景色であります。
この日の最高気温は37度。
晩夏とは思えないですね。
涼し気と言えば、蓮華の形をした石から流れる水。
一筋の細い流れが、とても清らかに見えます。
蓮華の口には、ムクゲの花があしらわれ、季節感も感じられますね。
境内の奥に進みます。
本堂の近くの木々が剪定されており、見晴らしがよくなっていました。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂内には、恵心僧都作の阿弥陀如来坐像と法然上人自作の木造が安置されていますよ。
現在の法然院の地は、法然上人が、弟子の住蓮と安楽とともに六時礼賛(ろくじらいさん)を勤めた旧跡で、寛永年間(1624-1644念)にほとんど廃絶していたのを延宝8年(1680年)に知恩院第三十八世の萬無(ばんぶ)と忍徴(にんちょう)が念仏道場として再興しました。
それから約300年の月日が経ち、今の姿となっています。
本堂にお参りを済ませ、山門から外に出ました。
参道わきには、ガラスのようなものでできたオブジェがあります。
その中の1つが、まるでかき氷のように見えましたよ。
私が法然院に参拝した日は、境内に数人の参拝者がいました。
誰もいないかなと思ったのですが、参拝者がいなくなったと思ったら、また別の参拝者が入ってくるといった感じで、境内が無人になることはありませんでした。
この後は、大豊神社に参拝します。
なお、法然院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。