4月中旬。
京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)に参拝しました。
智積院には、八重紅枝垂れ桜が多く植えられており、ソメイヨシノが散り始める頃から見ごろに入ってきます。
京都では、例年4月10日頃から八重紅枝垂れ桜が見ごろとなるのですが、2019年は4月5日頃から見ごろを迎えているところもあり、いつもよりも早くに八重紅枝垂れ桜を見に行った方が良さそうですね。
入り口と参道の八重紅枝垂れ桜
智積院には、京阪電車の七条駅から東に7分ほど歩くと到着します。
市バスだと「東山七条」で下車してすぐです。
智積院の入り口にやってくると、八重紅枝垂れ桜が満開になっていました。
垂れ下がった枝に紅色の八重の花をたくさん付けています。
私が智積院を訪れた日は、午後2時より金堂地下ホールで、阿字観会(あじかんえ)が催されていました。
阿字観とは、弘法大師空海が誰でもできる修行として説いた心を磨き、高めていくための真言宗の瞑想です。
参加燈明料は500円で、定員は30名とのことでした。
参道では、ソメイヨシノもまだ満開でした。
2019年の京都のソメイヨシノは、割と長持ちしています。
まっすぐ東に延びた参道の先に見えるのは金堂です。
参道脇でも、八重紅枝垂れ桜がきれいに咲いていましたよ。
金堂前のソメイヨシノは、下の方の枝は花が散っていましたが、上の方の枝では、まだまだたくさんの花が咲いていました。
この日は、曇り空だったので、薄紅色のソメイヨシノの花が雲と同化していました。
それでは、金堂の中に入り、大日さまにお参りをしましょう。
金堂裏の八重紅枝垂れ桜
金堂にお参りをした後は、その裏に回ります。
金堂裏は、小高い丘となっています。
その丘は、お坊さんのお墓がある学侶墓地となっていて、一番高い所に八重紅枝垂れ桜が植えられています。
今まで智積院には何度も桜を見に来ているのですが、金堂の裏に八重紅枝垂れ桜が植えられていることは知りませんでした。
坂道を上り、八重紅枝垂れ桜の近くにやってきました。
2本の八重紅枝垂れ桜が満開であります。
芝生の緑色が、桜の紅色の花をより濃く見せてくれます。
金堂裏には、ソメイヨシノも植えられていますよ。
まだ満開に近い状態を保っていましたが、下の方の枝は花を散らしていました。
それでも、上の方では、たくさんの花が咲いており、あと3日ほどは見ごろを維持していそうです。
金堂の前の柴燈護摩道場にも八重紅枝垂れ桜が植えられています。
八重紅枝垂れ桜の奥に見えるのは鐘楼堂です。
写真には写っていませんが、柴燈護摩道場からは京都タワーも見えますよ。
智積院の八重紅枝垂れ桜を見終えたので、参道を戻ります。
西の空から晴れてきました。
もう少し早く晴れてくれると、もっときれいな桜を見れたんですけどね。
参道の入り口近くに植えられているオオシマザクラは、風が吹くと、多くの花弁を散らしていましたよ。
智積院の八重紅枝垂れ桜は、4月15日までは見ごろを保っていそうです。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。