2月下旬に京都市中京区の善想寺の特別公開を見に行った後、六角通を東に10分ほど歩いて六角堂に参拝しました。
六角堂には、毎年何度も訪れていますが、今年はまだお参りに行っていませんでした。
京都市中心部のビジネス街に建つ六角堂は、交通の便が良いため、境内には、いつも参拝者がいらっしゃいます。
都会のオアシスのようなお寺ですから、仕事の合間に立ち寄る人も多いですね。
春が近づく境内
六角堂には、地下鉄烏丸御池駅から南に5分ほど歩くと到着します。
六角通に面して建つ山門の前にやって来ました。
山門をくぐると、正面に本堂が建っています。
六角堂は、正式には頂法寺というのですが、本堂を上から見ると六角形をしていることから誰もが六角堂と呼んでいます。
きっと、六角堂を知っている人でも、旅行者や観光客の方に「頂法寺はどこですか」と尋ねられると、すぐに六角堂だと思い出せないと思います。
本堂の近くには、ハボタンがいっぱい。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂にお参りを済ませた後は、境内の西側へ。
多くのお地蔵さまが並んでいる前には、たくさんのハトの置物が置かれています。
六角堂と言えば、ハトも有名ですね。
こちらは、わらべ地蔵。
子供を抱いている姿から、子供守護のお地蔵さまとして信仰されています。
2月も終わりが近づき、冬から春へと季節は移りつつありますが、まだお地蔵さんたちは、毛糸の帽子を被って防寒していました。
次は境内の北側へ。
こちらには、池があり、ハクチョウがいます。
私が訪れた日は、ハクチョウが何度も羽ばたいていました。
季節の変わり目で、体が痒いのでしょうか。
昨年誕生したハクチョウのヒナは大きくなり、今では親なのか子なのか区別がつかなくなっています。
本堂の屋根の下では、3羽のハトがのんびりとしていました。
この姿を見ていると、春が近づいているんだなと感じますね。
とは言え、境内の東側に植えられている御幸桜は、まだ枝だけの状態。
御幸桜の開花はソメイヨシノよりも早く3月下旬に見ごろとなります。
一足早く、京都でお花見をしたい方は3月下旬に六角堂にお参りをすると良いでしょう。
御幸桜の近くから本堂を見上げます。
奥に建つビルは、華道で有名な池坊会館です。
六角堂では、代々、池坊の家元が住職をつとめてきた歴史があります。
本堂の頭上には青空が広がっていました。
冬は、昼でも夕方のような薄暗さなのですが、2月も終わりが近づくと境内が明るく感じます。
春はすぐそこですね。
本堂の屋根の上には、金色の球が乗っかっていました。
あれはなんでしょうね。
以前にも屋根の上を見たことがありますが、金色の球を意識したことはありませんでした。
本堂にお参りを済ませたので、六角堂から出ましょう。
短時間でしたが、良いお参りができました。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。