9月中旬に京都市左京区に建つ岡崎別院に参拝しました。
岡崎別院は、親鸞聖人岡崎草庵跡にあり、東本願寺の宗史蹟第2号となっています。
境内には、池泉回遊式庭園があり、誰でも無料で見ることができます。
初秋の晴れた日にのんびりと庭園を鑑賞することにしましょう。
本堂に参拝
岡崎別院は、市バス停「岡崎神社前」で下車してすぐの場所にあります。
入り口の山門前に到着。
短い石段を上り切り山門をくぐります。
境内に入ると、石畳の参道があり、その奥に本堂が建っています。
それでは本堂にお参りをしましょう。
親鸞聖人は、師の法然上人の吉水の禅坊に通っていた頃、ここ岡崎に草庵を結んでいたと伝えられています。
この草庵跡は、後に親鸞屋敷と呼ばれるようになり、享和元年(1801年)、東本願寺第20代達如上人の時に岡崎御坊と呼ばれるようになりました。
そして、明治9年(1876年)に岡崎別院となります。
本堂の西側に石の柵で囲まれている所があります。
柵の中には、鏡池と呼ばれる小さな池があります。
この鏡池は、親鸞聖人が越後に流罪となった時、池に姿を映して名残を惜しんだと伝えられていることから、姿見の池とも呼ばれています。
庭園
境内の西側にやって来ました。
何やら雑木林のような所がありますが、ここが岡崎別院の庭園です。
庭園の中央には、割と大きめの池があります。
この日は晴天だったので、水面に青空が映っていました。
橋を渡って池の向こう側へ。
池の北側に四阿(あずまや)があるので休憩していきましょう。
と思ったのですが、大きなハチが中に入ってきたので、慌てて飛び出しました。
ハチは四阿から出ていく気配がないので、休憩するのは諦めました。
四阿の近くには、どっしりとした灯籠が置かれています。
均整の取れていない形が、味わい深く感じますね。
池の近くでは、ヒガンバナが咲いていました。
他の草や葉に隠れるようにして咲くヒガンバナ。
人に見られるのを嫌っているようであります。
庭園を見終えて、再び本堂の近くに戻ってきました。
参道脇の背の高いイチョウの木には、緑色の葉がびっしりと付いていました。
あと2ヶ月もすれば金色に姿を変えることでしょう。
私が岡崎別院に訪れた時は、境内に人が1人もいませんでした。
ハチに慌てたものの、のんびりとお参りできましたよ。
この後は、隣の岡崎神社に参拝しました。
なお、岡崎別院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。