7月下旬に京都市左京区の下鴨神社の御手洗祭(みたらしまつり)に行った後、同じ糺(ただす)の森に鎮座する河合神社にも参拝しました。
河合神社は、下鴨神社第一の摂社で、近年は美人祈願の社として女性の人気が高まっていますね。
夏の境内
河合神社には、京阪電車の出町柳駅から北に5分ほど歩くと到着します。
糺の森に入り、左に少し歩くと河合神社の朱色の鳥居が見えてきます。
鳥居をくぐって神門の前にやってきました。
神門の南側には、三井社(みついしゃ)があります。
三井社は、三塚社ともいい、中社に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、西社に伊賀古夜日売命(いかこやひめのみこと)、東社に玉依媛売命(たまよりひめのみこと)を祀っています。
下鴨神社は、古代山城国の愛宕(おたぎ)、葛野郷(かづぬごう)を領有しており、その里には下鴨神社の分霊社が祀られていました。
三井社は、鴨社蓼倉郷(たてくらごう)の総社として祀られていた神社とのこと。
それでは神門をくぐって河合神社の境内に入ります。
境内の中央には拝殿、奥には本殿が建っています。
まずは本殿にお参りです。
本殿には、京都サンガF.C.の大きな絵馬が奉納されていました。
河合神社にある任部社(とうべのやしろ)は、サッカー必勝の守護神です。
京都サンガの選手も必勝祈願に訪れるのでしょうか。
絵馬と言えば、河合神社は鏡絵馬も有名です。
鏡絵馬の表には、顔が描かれており、自身の顔に見たてて美しい女性になるようにと願いを込めて化粧品などで化粧をします。
社務所では、クレヨンや色鉛筆も貸してもらえますよ。
また、鏡絵馬の裏には、自身の名前と願い事を記します。
河合神社の祭神の玉依媛売命は、美人の神さまとして知られていますから、美しい女性になれるように祈願しておくと良いでしょう。
社務所には、休憩できるように床几台も置かれています。
美人水もありますから、夏の参拝時に飲むと暑さが和らぎそうですね。
境内は、真夏の風景。
こちらは、展示室です。
中には、河合神社と縁のある鴨長明の資料が展示されていますよ。
拝観は無料です。
本殿にお参りを済ませ、展示室も拝観したので、そろそろ河合神社から出ることに。
神門をくぐる時、何気なく屋根を見上げると、草が生えていました。
この草はどうやって生えてきたのでしょうか。
苔むした屋根に花が咲くと華やかになりそうですね。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。