6月中旬に京都市左京区の真如堂に参拝しました。
真如堂には、本堂の裏に紫陽花園があり、梅雨になるとたくさんのアジサイが一斉に花を咲かせ華やかになります。
春の桜や秋の紅葉が人気の真如堂ですが、アジサイに関しては、あまり人に知られていないため、この時期は旅行や観光で真如堂を訪れる人は少な目です。
花が散ったボダイジュ
真如堂は、市バス停「錦林車庫前」から西に徒歩約8分の場所に建っています。
入り口の赤門前に到着。
梅雨に入ってカエデの青葉の色に深みが出てきています。
赤門をくぐり参道へ。
参道の両脇にも、多くのカエデが植えられており、上の方の葉が少し黄色く色づいていましたよ。
青色の西洋アジサイが満開です。
アジサイは、様々な色の花を咲かせますが、特に青色のアジサイは梅雨らしさを感じますね。
本堂の前にやって来ました。
それでは本堂にお参りをしましょう。
その昔、慈覚大師円仁が唐から帰国した後、比叡山で彫った如来像に「都へ下り一切衆生を導きたまえ。特に女人を救い給うや」と問うと像が3度うなずいたと伝えられています。
その時の如来像が本尊の阿弥陀如来像で、「うなずきの弥陀」と呼ばれています。
女性の方は、しっかりとお参りしておきたいですね。
本堂の右前のボダイジュは、すでに花を散らしていました。
開花時期は6月中旬なのですが、花期が非常に短く、花が咲いている姿を見るのが難しい木です。
過去にボダイジュの花が咲いているのを見たことがありますが、今年は縁がなかったようですね。
本堂の左前では、夏椿も咲いていましたよ。
沙羅(サラ)とも呼ばれる夏椿も梅雨の花ですね。
咲いている花は少な目ですが、こちらは膨らんだつぼみがたくさんあったので、これから華やかな姿を見せてくれそうです。
紫陽花園
本堂の裏側の紫陽花園にやってきました。
アジサイはちょうど見ごろといった感じで、様々な色の花をたくさん咲かせていました。
これだけ多くのアジサイが咲いているのに紫陽花園にいるのは、私の他にもう1人だけ。
真っ白なアジサイは、爽やかですね。
西洋アジサイの他にガクアジサイも、たくさん咲いていました。
青色のガクアジサイをよく見かけますが、真如堂の紫陽花園には紫色のガクアジサイも咲いています。
アジサイの種類が多いと、見ていて楽しいですね。
西洋アジサイはボリュームがあるので、満開になるととても華やかになります。
薄紫色のアジサイ。
後ろに建つお堂は萬霊堂です。
雨が降っている日は、萬霊堂の中から花頭窓越しにアジサイを見るのも風情がありそうです。
でも、萬霊堂の戸はいつも閉まっているので、中に入れそうにはないのですが。
真如堂の紫陽花園は、毎年6月中は見ごろを保っています。
7月に入ってからでもアジサイが咲いているとは思いますが、2018年は開花が早かったようですから6月中に真如堂に参拝することをおすすめします。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。