京都の桜の名所は、京都市内にたくさんあります。
でも、京都には、京都市以外にも桜の名所が多くあるのですが、意外と知られていません。
京都府長岡京市も、そのひとつで、長岡天満宮と光明寺には、多くの桜が植えられています。
長岡天満宮
京都駅から長岡京市に行くには、JRに乗車するのが便利です。
乗車時間約15分で、JR長岡京駅に到着します。
JR長岡京駅には、十月桜や江戸彼岸桜などが植えられているので、駅を出たら、まずこれらの桜で春を感じてください。
長岡天満宮は、JR長岡京駅から西に15分ほど歩いた辺りにあります。
長岡天満宮には、八条ヶ池と呼ばれる大きな池があり、その周囲に多くの桜が植えられています。
ソメイヨシノが最も目立ちますが、十月桜や枝垂れ桜もありますよ。
八条ヶ池の西側に長岡天満宮の社殿が建っていますが、桜はそれほど多くはありません。
なので、長岡天満宮では、八条ヶ池を中心にお花見をしましょう。
池にはたくさんのコイが泳いでいます。
橋の上からコイや桜を眺めていると、ちょっとした貴族気分も楽しめますよ。
光明寺
長岡天満宮の桜を見た後は、北西に15分ほど歩いて光明寺に向かいましょう。
光明寺は、秋の紅葉が有名ですが、実は境内のいたるところに桜が多く植えられています。
総門周辺や御影堂(みえどう)付近にはソメイヨシノがたくさんあり、また勅使門近くには八重紅枝垂れ桜も植えられています。
光明寺は、JR長岡京駅や阪急長岡天神駅から距離があるためか、桜を見に訪れる旅行者や観光客の姿をほとんど見かけません。
そのため、広い境内で心静かに桜を愛でることができますよ。
光明寺は桜の穴場ですね。
光明寺に参拝した後は、バス停「光明寺」から阪急バスに乗車してJR長岡京駅に戻りましょう。
ちなみに光明寺から東に15分ほど歩いた辺りには、乙訓寺(おとくにでら)がありますから、興味がある方は立ち寄ってみるのも良いですね。
長岡天満宮は1時間、光明寺は45分ほどで見て廻れます。
長岡京市内の移動時間を1時間、昼食を1時間、京都駅と長岡京駅との往復を30分とすると、所要時間は4時間30分程度です。
京都駅から京都市内の桜の名所に行くよりも、長岡京市へ行く方が移動時間が少ないですから、春の京都観光で桜を見に行こうと考えている方は、長岡京市でのお花見も検討してはいかがでしょうか。