2月中旬。
京都市左京区の檀王法林寺(だんのうほうりんじ)に参拝しました。
そろそろ参道の椿が咲いているのではないかと思い、今回、参拝した次第です。
冬も終わりが近づき、徐々に春らしさが増してきてますから、椿も咲いていそうなのですが。
庫裏近くで咲き始めた紅梅
檀王法林寺は、地下鉄三条京阪駅もしくは京阪電車の三条駅を出てすぐの場所に建っています。
南側の入り口である三条門の前にやってきました。
「だん王」と刻まれた大きな石柱が目立つのですが、参道は、建物に囲まれて狭くなっており若干わかりにくいです。
三条門をくぐって参道へ。
残念ながら、参道の椿は、ほとんどがつぼみの状態でした。
そろそろ開花しそうなのですけどね。
2月末か3月初旬にはきれいな花を咲かせていそうです。
参道の正面に建つ楼門。
楼門の四方には四天王像が祀られています。
そして、四天王の下には踏みつけられた邪鬼がいます。
どんな悪いことをして踏まれているのでしょうか。
楼門の西側には遊具がありました。
檀王法林寺には、保育園があるので、園児たちがこの遊具で遊ぶのでしょうね。
以前はなかったのですが。
遊具は、新品ではなさそうです。
どこかの公園から移動させてきたのでしょうか。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本堂は、元文3年(1738年)から寛延3年(1750年)頃にかけて再建されたものです。
彫刻、採色等の装飾的要素が多用されている点に特色がみられるのだとか。
また、平面構成は江戸時代中期における浄土宗寺院本堂としては異色だそうです。
保育園の前には、童地蔵さま。
参道近くには供養地蔵尊が祀られています。
毛糸の帽子と上着で、しっかりと寒さ対策をしてましたよ。
お地蔵さんの近くには、たくさんの石仏が並んでおり、江戸時代には安産祈願をする女性がお参りに来ていたそうです。
本堂の東側に建つ庫裏(くり)の近くで、背の低い紅梅が花を咲かせていました。
紅梅は割と多くの花を咲かせていますが、まだ見ごろ前です。
背が低いので、それほど華やかではありませんが、赤い花を見ていると春が近づきつつあるのを感じますね。
紅梅の近くには、リンゴが置かれていました。
私が檀王法林寺に参拝している間、小鳥の声が聞こえていたので、きっとお寺の方が、小鳥のエサに置いたのでしょう。
リンゴには、かじられた痕がありましたよ。
檀王法林寺にお参りをして、冬の終わりが近づいているのを感じました。
3月上旬には、境内で桃桜も咲きますから、一足早いお花見をしたい方は、檀王法林寺に参拝すると良いでしょう。
なお、檀王法林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。