2月3日に京都市東山区の西福寺と六波羅蜜寺の節分会に参加した後、北に10分ほど歩いて恵美須神社と仲源寺にも立ち寄りました。
節分の日に恵美須神社に参拝するのは今回が初めてです。
また、仲源寺は昨年にも訪れているのですが、すでに節分会の行事が終わっており豆撒きには参加できませんでした。
恵美須神社
恵美須神社の最寄駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、南東に徒歩約5分です。
恵美須神社の鳥居の前にやってきました。
節分祭の案内が出ていますが、参拝者が少ないですね。
それもそのはず、恵美須神社の節分祭は午後5時からの予定で、私が訪れた時はまだ午後3時過ぎでしたから、参拝者が少ないのは当たり前です。
5時まで待つことはできませんが、せっかく訪れたのでお参りをしていくことに。
境内には、休憩所が用意されており、幸福茶が無料で振る舞われていました。
私も、社務所で紙コップをいただき、休憩所に用意された幸福茶を飲ませていただくことに。
幸福茶は、塩気のある昆布茶です。
節分の日は多くの寺社で、甘酒、ぜんざい、生姜湯が振る舞われますが、どれも甘い物ばかりなので、塩味の幸福茶は新鮮であります。
昆布だしを飲んでいるような美味しさでしたよ。
幸福茶を飲み体が温まったとこで、本殿にお参りをしましょう。
節分の日ではありますが、商売繁盛を祈願しておきます。
本殿にお参りをした後は、裏に回り、板をトントンと叩くのを忘れてはいけません。
恵美須さまは、耳が遠いので、こうやってお参りに来たことを報せないと願い事を聞いてもらえませんからね。
仲源寺
恵美須神社の参拝後は、北に5分ほど歩き仲源寺へ。
仲源寺は、四条通沿いに建っています。
祇園四条駅を出て東に少し歩いた辺りですね。
周りがお店ばかりなので、意外と気づきにくいです。
仲源寺の節分会は、午後3時から。
すでに法要は始まっており、境内は満員でした。
仕方ないので、外から法要の様子を見ることに。
時刻は午後3時20分頃で、境内では豆撒きが行われていました。
仲源寺の境内はとても狭く、前に進めないほど人が多いので、豆を取るのは絶望的な状況です。
しかし、仲源寺の豆撒きでは、参拝者が豆を取ることはありません。
豆撒きが終わった後、順番に1人1袋ずつ福豆が授与されます。
おかげで、私にも福豆が残っていました。
他の寺社だと福豆の取り合いになり、中には修羅場と化すところもあります。
仲源寺のように手渡しで福豆をいただけるお寺だと、安心して節分の法要に参加できますね。
また、仲源寺の節分会では、1年間、無病息災まめに暮らせるようにと願いを込めて、「厄除・開運起き上りだるま」の授与も行われています。
仲源寺には、眼病にご利益がある目疾地蔵(めやみじぞう)さまも祀られているので、目を酷使することが多い現代人はお参りしておきたいですね。
観音堂には大きな千手観音さまもいらっしゃいます。
観音さまにもしっかりとお参りしておきましょう。
豆撒きが終わると、境内はすっかり静かになってましたよ。
帰宅して、仲源寺でいただいた福豆の袋を開けてみると、中に「知足」と書かれた紙が入っていました。
「足るを知る」ということですね。
現状に不満ばかり言うのではなく、十分に満たされているのだと感謝しながら日々を過ごしたいものです。