9月上旬。
京都市上京区の晴明神社に参拝してきました。
晴明神社では、夏から秋の初めにかけて、キキョウが花を咲かせます。
見ごろは8月なので、9月に入るとキキョウの花が少なくなっていきますが、気候的には9月の方が涼しくて参拝しやすいですね。
青色と白色のキキョウが咲く境内
晴明神社は、市バス停「一条戻り橋」で下車してすぐの場所に建っています。
地下鉄だと今出川駅から西に徒歩約15分ですね。
堀川通に面する一の鳥居をくぐります。
すると、一條戻橋が架かっています。
この欄干は、平成7年(1995年)まで実際に一条戻橋に使用されていました。
ちなみに晴明神社から100メートルほど南に歩くと、頑丈にできた一条戻橋が架かっていますよ。
二の鳥居の前にやってきました。
晴明社と書かれた扁額がピカピカです。
以前は「晴明神社」と書かれた扁額だったのですが、いつ掛け替えられたのでしょうか。
1年前に参拝した時には古い扁額だったので、新しくなったのは、つい最近の事と思われます。
二の鳥居の近くには、キキョウがたくさん植えられています。
花数は少な目。
やはり9月に入るとキキョウの見ごろが終わりに近づいてますね。
晴明神社が建つ地は、安土桃山時代に千利休が屋敷を構えた場所でもあります。
千利休は、ここで茶事を催し、その時に使った茶湯の井戸が現在も残っています。
晴明神社では、白色のキキョウも咲いてました。
こちらも、そろそろ見ごろを終えようとしていますね。
二の鳥居をくぐり境内へ。
晴明神社は、陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明を祀っている神社です。
陰陽師ブーム以来、境内では若い参拝者の姿が増えており、私が訪れた日も人が多かったですよ。
五角形をした晴明井。
諸病平癒の信仰がある名水で、流水口は本年の恵方を向いており吉祥水を得られるのだとか。
先ほども述べましたが、ここは千利休の屋敷があった場所ですから、彼が茶をたてる時に使った水と同じものでしょう。
水を汲むこともできますが、500mlまでとのこと。
それでは本殿にお参りをしましょう。
魔除、厄除のご利益がありますから、しっかりお参りしておけば災厄が身に降りかかるのを防いでくれそうです。
キキョウは境内の北側にも多く植えられています。
青色のキキョウの花が縦に仲良く3つ咲いていましたよ。
本殿の左前に座っているのは祭神の安倍晴明です。
その安倍晴明の近くにも、キキョウは植えられています。
青色と白色の花が咲いていますが、こちらも咲いている花は少な目でした。
晴明神社の絵馬は五角形をしており、中心に赤色の星が描かれています。
この星は、晴明神社の神紋で五芒星と呼ばれています。
五芒星は、桔梗印とも呼ばれていることから、晴明神社には多くのキキョウの花が植えられているんですね。
本殿にお参りを済ませ、キキョウも見たので境内から出ましょう。
初秋の涼しい日に良いお参りができました。
なお、晴明神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。