7月13日に京都のビジネス街である四条烏丸を訪れました。
この時期に四条烏丸を訪れる目的は、そう、祇園祭の山と鉾を見るためであります。
7月に入ると、新京極や寺町のアーケード街では祇園囃子が聞こえるため、梅雨は明けてなくても気分は夏ですね。
お祭り気分の四条烏丸
四条烏丸は、地下鉄四条駅または阪急烏丸駅を出てすぐの大きな交差点です。
四条烏丸の交差点の東側に背の高い長刀鉾(なぎなたほこ)が建っていました。
祇園祭の山鉾で最も有名なのが、この長刀鉾でしょう。
毎年、前祭(さきまつり)の山鉾巡行では一番前を進みます。
周囲のビルのせいで、あまり高さがないように思えますが、近づいて見上げると、とても背が高いのがわかりますよ。
長刀の先は、ビルにも負けない高さがあります。
四条烏丸の交差点の西側にやってきました。
こちらには、函谷鉾(かんこほこ)が建っています。
函谷鉾も、長刀鉾に負けないくらい背の高い鉾です。
函谷鉾の下では、粽の販売も行われていましたよ。
また、拝観料を納めれば函谷鉾の中に入れます。
女性も拝観可能ですよ。
四条烏丸の少し西にある室町通を北に歩きます。
すると、菊水鉾がありました。
室町通は、烏丸通や四条通と比較すると狭い通りのためか、周囲が活気づいているように見えます。
菊水鉾は、町内に古くよりあった菊水井にちなむ鉾で、鉾頭(ほこがしら)には金色透かし彫十六弁菊花を付け、真木の中ほどの「天王座」には中国古代の伝説上の長寿者である彭祖(ほうそ)の像を祀っています。
菊水鉾の装飾。
おじいさんが、打ち出の小槌のようなものを振ってますね。
菊水鉾からさらに北に進むと、山伏山が出現。
でも、山の上には山伏の御神体が乗ってませんね。
山伏はどこに行ってしまったのかと探していたら、町家の2階にいらっしゃいました。
この山伏の御神体は、東山の八坂の塔が傾いた時に法力によってなおしたという浄蔵貴所の大峰入りの姿をあらわしているのだとか。
今回は、日中に山と鉾を見学しましたが、やっぱり7月14日から16日の宵山期間の夕暮れ時に四条烏丸を訪れた方がお祭り気分を楽しめますね。
お店もたくさん出てますから、食べ物や飲み物を買って山と鉾を見物するのも良いでしょう。
ビルの上の階のお店で食事するのも良さそうですね。