4月上旬に京都市伏見区の長建寺に参拝した後、近くの宇治川派流の桜を見に行きました。
宇治川派流には、たくさんのソメイヨシノが植えられています。
また、川沿いに建ち並ぶ酒蔵は伏見らしい景色を作り出し、桜とともに眺めると、とても風情があります。
十石舟と桜
長建寺の龍宮門を出てすぐの場所に十石舟乗り場があります。
最寄駅は、京阪電車の中書島駅。
駅から北に5分ほど歩くと十石舟乗り場に到着します。
橋の上から十石舟と桜を見下ろします。
桜が満開ですね。
川辺に下りましょう。
岸につながれている十石舟と一緒に眺める桜。
それでは、宇治川派流沿いに遊歩道を歩きましょう。
川辺には、ソメイヨシノの花弁がたくさん降り積もっていました。
まだまだソメイヨシノは見ごろを保っていますが、少しずつ花は散り始めています。
ソメイヨシノは散り際がとても美しく感じますね。
花弁は川にもたくさん浮かんでいました。
十石舟の周りには、薄紅色の花筏。
満開の桜と一緒に見る酒蔵。
ここはいつ来ても、江戸時代のような景色であります。
この景観がいつまでも残ると良いのですが。
満開の桜並木
遊歩道を歩いて寺田屋の近くにやってきました。
ここには、坂本竜馬とお竜の像があります。
近くには八重紅枝垂れ桜が数本植えられており、少しずつ見ごろに近づいていましたよ。
宇治川派流には、枝垂れ柳も多く植えられています。
八重紅枝垂れ桜と枝垂れ柳の共演も、春の宇治川派流ならではの風景。
さらに遊歩道を歩いて行くと、桜並木が現れます。
全てソメイヨシノなので、開花時期が同じです。
そのため、宇治川派流のほとりは、一直線に薄紅色の屋根ができあがっていました。
橋の上から眺める桜風景。
まるで桜並木がどこまでも続いているかのように見えます。
それだけソメイヨシノがたくさん植えられているということですね。
振り返ると、水際のソメイヨシノも満開でした。
このような見事な桜風景を見られるのは、春のほんの数日だけ。
そう考えると、とても贅沢な気がしてきました。
宇治川派流は、訪れる人がそれほど多くありません。
観光客や旅行者の方の姿はよく見かけるのですが、宇治川派流の遊歩道が混雑することはないですね。
心静かに散歩しながら桜を愛でたい人におすすめです。