10月上旬。
京都市伏見区の石峰寺(せきほうじ)に参拝してきました。
石峰寺は、江戸時代の画家である伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)ゆかりのお寺として知られていますね。
以前にも石峰寺に参拝したことがあるのですが、過去にお参りをしたのは1回だけ。
なので、久しぶりに石峰寺にお参りをしようと思った次第です。
秋空とコスモス
石峰寺は、京阪電車の深草駅から東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
お寺の周辺は民家が多いです。
民家に挟まれるように参道の入り口があるのですが、これが全然目立たないので、意識せずに歩いていると素通りしてしまいます。
参道の入り口には、京都市の説明書が立っていますが、これがなければ、ここに石峰寺が建っていることに気づかないでしょうね。
細い石段を上り龍宮門の前にやってきました。
石峰寺は、黄檗宗のお寺です。
黄檗宗のお寺では、このような龍宮門をよく見かけますね。
龍宮門をくぐって境内へ。
木々や草に挟まれた参道の奥に本堂が建っています。
それでは本堂にお参りです。
石峰寺は宝永年間(1704-1711年)に創建されたお寺ですが、本堂は昭和60年(1985年)に建てられたものです。
現在の石峰寺には、本堂の他に寺務所くらいしか目立つ建物はありませんが、昔はたくさんの堂宇が建っていたそうです。
しかし、過去に何度も火災に遭い、堂宇が失われました。
寺務所の近くでは、小さなキクがたくさん咲いています。
さらにコスモスの花も。
全体的に桃色の花が多めです。
中には、濃い赤色の花も混ざっています。
コスモスは、花が上を向いて咲くので、まるで空を目指して茎が伸びて行っているように見えます。
蝶も花の蜜を吸いにやって来てましたよ。
石峰寺では、伊藤若冲が制作した十大弟子や五百羅漢、鳥獣などを配した石仏群があります。
石仏群がある一帯は羅漢参道と呼ばれており、拝観料を納めれば見学できます。
ただし、現在は写真撮影禁止となっています。
以前は撮影禁止ではなかったのですが、数年前から写真を撮れなくなってます。
私がお参りした時には、意外と多くの参拝者の方がいました。
皆さん、羅漢参道を拝観していましたが、私は過去に見たことがあるので、今回は遠慮しておきました。
石でできたカメ。
まるで甲羅干しをしているようです。
そろそろ境内から出ることにしましょう。
その前にもう一度コスモスを見ておきます。
頭上に広がる秋空が爽やかですね。
なお、石峰寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。