5月下旬。
京都市東山区の東福寺に参拝してきました。
東福寺は、今の時期は新緑がきれいなのですが、他にも境内のいたるところで咲くサツキの花も美しいです。
今回の記事では、東福寺の境内で咲くサツキを紹介します。
経蔵付近の満開のサツキ
東福寺は、JRと京阪電車の東福寺駅が最寄り駅ですが、京阪電車の場合は、1駅南にある鳥羽街道駅から東福寺に向かうのがおすすめです。
東福寺の南側にある六波羅門をくぐり、境内に入ります。
境内に入って最初に見える建物は、三門です。
いつ見ても雄大な三門。
その前にある思遠池の周囲に植えられているサツキが、チラホラと花を咲かせ始めていました。
満開になれば、池の周囲に桃色の壁ができあがるのでしょうね。
三門の後ろに建つ本堂。
こちらも三門に負けず劣らず、大きな建物であります。
本堂の東側には、最勝金剛院へと続く参道があり、その両脇のカエデの木々にはたくさんの青葉がついていましたよ。
本堂の北東のサツキの刈込。
なかなか良い感じで咲いていますね。
私が東福寺に訪れた時は、境内の北側にあるサツキがよく咲いていました。
特にきれいだったのが、経蔵の近くのサツキです。
大部分が桃色の花で埋め尽くされています。
向きを変えてサツキを観賞。
石組の上にサツキが植えられているのが、禅寺らしく感じますね。
サツキの奥に見える建物は、禅堂です。
禅堂は1347年の再建で、日本最古最大の坐禅道場だそうです。
塔頭のサツキ
経蔵の近くに日下門という出口があるのですが、私が参拝した時には工事していたので、再び南の六波羅門へ向かい、そこから外に出ました。
そして、境内の西の参道を北に歩いて、東福寺駅へと向かいます。
途中、塔頭(たっちゅう)の天得院の門の近くでサツキがきれいに咲いていました。
天得院は、夏になるとキキョウが咲き、その頃になると特別公開されます。
天得院の塀際では、カシワバアジサイも咲いていました。
アジサイの花を見ると、そろそろ梅雨入りだなと感じますね。
臥雲橋を渡ります。
ここから眺める洗玉澗(せんぎょくかん)の新緑も見事です。
東福寺に参拝した時には、必ず渡りたい橋ですね。
同聚院(どうじゅいん)の塀際でも、たくさんのサツキが花を咲かせていました。
初夏の東福寺は、どこもサツキでいっぱいでしたよ。
なお、東福寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。