3月初旬に京都市上京区の相国寺に参拝してきました。
参拝の予定はなかったのですが、京都御苑の梅林で梅を見た後だったので、近くの相国寺にもお参りして行こうと思い立ち寄りました。
相国寺は過去に何度も訪れているお寺で、今回のように何気なく思い立って参拝することが多いですね。
鐘楼近くの白梅
相国寺は、今出川通を挟んで京都御苑の北隣に建っています。
最寄駅は地下鉄今出川駅で、駅からは東に徒歩約3分です。
相国寺の南にある総門にやってきました。
この時期にしては意外と参拝者が多いようです。
それでも、混雑するほどではないですね。
総門をくぐると左に池があります。
この池では、毎年夏になるとたくさんのハスの花が咲きますが、今は真っ平らな水面です。
参道をまっすぐに庫裡(くり)に向かって歩いていくと鐘楼があるのですが、その近くで白梅がたくさんの花を咲かせていました。
何度も参拝しているのに相国寺に梅の木が植えられていることを今回初めて知りました。
そう言えば3月に相国寺に参拝したことはなかったように思います。
白梅が1本だけ植えられているのは、なんとなく不自然な感じがします。
相国寺には松のような常緑樹が多く、1年中、あまり境内の景色が変わらないのですが、白梅が1本植えられているだけで印象が変わるものですね。
でも、周囲の木が背が高いためか、あまり白梅は目立っていません。
全体的に見ごろのように思えますが、よく見ると散っている花が多く、若干見ごろ過ぎのようです。
白梅を見た後は法堂(はっとう)にお参りです。
法堂の中に入るには拝観料が必要ですが、外からお参りするのであれば、戸の奥にある賽銭箱にお賽銭を入れて合掌です。
法堂の天井には大きな龍が描かれており、どこから見ても、龍と目が合うようになっています。
また、法堂内で柏手を打つと、その音が響き渡り、まるで龍が吠えているように聞こえます。
特別公開されている時には、法堂内も拝観することをおすすめします。
特別公開といえば、境内の西側にある塔頭(たっちゅう)の養源院が、京の冬の旅の企画で特別公開されていました。
秘仏である毘沙門天像の御開帳、近衛邸から移築された書院「相和亭」が公開されているとのこと。
期間は3月18日までで、拝観料は600円です。
興味がある方は、相国寺参拝時に養源院にも立ち寄ると良いでしょう。
なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。