京都市上京区にある京都御苑は、広大な敷地を有しています。
たくさんの草木が、あちらこちらに植えられているので、四季折々の景色を楽しめるのが京都御苑の良いところです。
5月上旬。
初夏の草花と新緑を見るために京都御苑を訪れました。
広い敷地にたくさんの緑
京都御苑の最寄り駅は、4つあります。
南西は地下鉄丸太町駅、北西は地下鉄今出川駅、北東は京阪出町柳駅、南東は京阪神宮丸太町駅です。
どこでも好きな駅から京都御苑に向かってください。
今回、私は北西の地下鉄今出川駅付近から京都御苑へ。
北側の今出川御門から京都御苑に入ります。
ここからだと、逆光になってしまって、写真に変な縦筋が入っていますね。
今出川御門から京都御苑に入り、まっすぐに進むと左手に桂宮邸跡があります。
その桂宮邸跡のカエデの木は、新緑がびっしりとついていました。
まさに初夏であります。
桂宮邸跡近くの芝生に植えられているカエデの木にも鮮やかな緑色の葉がたくさんついています。
桂宮邸跡を左折し、京都御苑内を東に歩いていきます。
どこを見ても青葉がいっぱい。
正面に見える中川邸跡付近の大きな木の緑が、青空に映えて爽やかです。
中川宮邸は、明治天皇生誕の地です。
こういった史跡があるのも、京都御苑の良いところです。
京都御苑は紅葉の名所なので、どこに行ってもこの時期はカエデの新緑を目にします。
カエデの木の下に入り、枝先を見上げると、いっぱいの日差しを浴びて新緑がキラキラと輝いています。
初夏は新緑がきれいなので、上ばかりを見て歩いてしまいますが、足元にも初夏らしい花がいたるところに咲いています。
タンポポの黄色い花。
綿帽子をつけたタンポポの方が多かったので、そろそろ黄色いタンポポも終わりに近づいているのでしょう。
黄色い花と言えば、花びらを5枚付けた這金鳳花(ハイキンボウゲ)も忘れてはいけません。
この時期は、タンポポに混ざって咲くハイキンボウゲもしっかりとみておきたいですね。
小さな小さな雛菊(ヒナギク)もたくさん咲いていました。
あまりに小さい花なので、下を向いて歩いていないと踏んづけてしまいそうになります。
京都迎賓館付近の新緑が、まぶしいほどに輝いていました。
この新緑に見とれて歩いていると、うっかり京都迎賓館の塀に近づきすぎて警告を受けてしまいました。
いやいや、何ともしっかりした防犯体制であります。
少しの時間でしたが、初夏の京都御苑で、きれいな新緑を見ることができました。