3月末。
京都ではソメイヨシノもすでに開花し、そろそろお花見するのに良い時期になってきました。
とは言え、まだソメイヨシノの満開までは若干早いのですが。
でも、京都市東山区の祇園白川では、すでに枝垂れ桜が見ごろを迎えており、ソメイヨシノも5分咲き程度まで開花が進んでいました。
見ごろが近づくソメイヨシノ
祇園白川は、京阪電車の祇園四条駅から北に3分ほど歩いた辺りです。
川端通側から祇園白川に入ってみると、ソメイヨシノがまずまず良い具合に花を咲かせていました。
パッと見た感じだと見ごろのように思えますが、ソメイヨシノに近づいてみると、まだつぼみが多く残っていました。
枝先には小さな花が付いているだけで、少しさびしい状態ですね。
気分良く桜を眺めていると、足元に黒と白のネコが近寄ってきました。
このネコも春の陽気に誘われてお花見に来たのでしょうか。
構って欲しそうに地面に寝転がるネコ。
頭や背中をよしよしと撫でてあげると、コロコロと転がり、時に指に甘噛みしてきます。
あまりネコと遊んでいる暇はないので、そろそろ他の場所に移動することに。
見ごろの枝垂れ桜
大和橋を横切って枝垂れ桜がたくさん植えられている一帯へ。
この辺りは、すでに見ごろを迎えていました。
真下に向かって一直線に伸びる枝には無数の白い花が付いています。
これぞ枝垂れ桜。
その近くでは、赤い花を咲かせた椿も。
3月末から4月上旬に見ごろを迎える椿もあります。
桜にばかり目が行きがちですが、椿もじっくりと観賞したいですね。
紅枝垂れ桜は咲き始め。
見ごろまではあと5日程度はかかりそうです。
辰巳大明神のソメイヨシノも5分咲き程度です。
ここのソメイヨシノはそれほど花が多く咲かないので、満開にならないと華やかに見えないですね。
それにしても祇園の町並みは、いつ見ても京情緒を感じさせます。
遠くから京都にお越しの方は、きっと、この景観を見て京都に来たことを実感するのでしょう。
さて、祇園白川の桜を一通り見たので、川端通に戻ることに。
先ほどのネコは、どうやら「料亭 京新山」の看板ネコのようです。
自分専用の座布団の上で、気持ち良さそうに寝ています。
先ほど、足元に寄ってきたのは客引きが目的だったのかもしれませんね。
今は疲れてお休みなのでしょう。