3月下旬から5月末まで開催されている「伏見名水スタンプラリー」も7ヶ所目。
11ヶ所のスタンプを集めるこのイベントも、後半戦です。
7ヶ所目に向かったのは、御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)です。
香り高い名水
御香宮神社は、京阪電車の伏見桃山駅から東に5分ほど歩いたあたりに建っています。
入口となっている南門は、伏見城から移築したものということで、どことなく無骨な印象を受けます。
南門をくぐり参道を進んで、社殿が建つ場所へとやってきました。
さすが、酒蔵が建ち並ぶ伏見。酒樽がたくさん奉納されていましたよ。
中央が通路になっている割拝殿は、珍しい神社建築です。
極彩色の装飾も見事で、割拝殿をぐるっと回りながら、様々な装飾を見るのも、御香宮神社参拝の楽しみのひとつであります。
割拝殿を進んで本殿へ。
御香宮神社は、安産のご利益を授けてくれます。
御香宮神社の社名は、貞観4年(863年)9月9日に境内から水が湧き出し、これが良い香りで、飲むと病気が癒えたことから、清和天皇より賜ったものです。
そして、その湧き水は御香水と呼ばれています。
御香水は明治時代に枯れたのですが、昭和57年(1982年)の春に復元され、昭和60年に環境省の名水百選に選ばれました。
ちなみにキンシ正宗で日本酒の仕込みに使っている名水常盤井水は、御香水と水源が同じということです。
御香水は本殿の左側にあります。
でも、ここは参拝の時に両手と口を清めるために使う手水鉢なので、御香水は汲めません。
飲料用として御香水を汲む場合は、手水鉢の少し左に設置されている水汲み場を利用します。
竹筒の先から流れ出る御香水。
お賽銭を入れて500mlのペットボトルに御香水を汲ませていただきました。
でも、肝心のペットボトルの写真をうっかり撮り忘れたので、今回は証拠写真を掲載できません。
御香水の取水が完了したところで社務所に向かいます。
そして、スタンプを押印。
これで7つ目のスタンプが集まりました。
なお、御香宮神社では、伏見名水スタンプラリーの案内を提示すると、石庭の拝観料が200円から150円に割引していただけます。
境内は、初夏らしく、ツツジの花が咲いていました。
この日は、快晴だったので、神社にお参りをした後は、爽やかな気持ちになれましたよ。
カエデの新緑も青々としていました。
葉の形が手の平型ではなく、6角形のものがありました。
突然変異でしょうか。
それとも、こういう形の葉は、ごく当たり前で、私が気付かなかっただけでしょうか。
帰宅していつもどおり、名水を煮沸して試飲です。
御香水は過去にも飲んだことがあるので、味はわかっているのですけどね。
口当たりは、やや硬め。
のど越しはすっきりしています。
御香水で淹れたコーヒーもすっきりとした味わいでしたよ。
なお、御香宮神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。