1月中旬に京都市東山区の安祥院に参拝した後、東大路通を北に約7分歩き、安井金比羅宮を訪れました。
悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所である当宮は、近年、そのご利益を授かろうと参拝する人が増えています。
特に縁切り縁結び碑(いし)と呼ばれる断叫の碑が人気で、その前にはいつも列ができていますね。
冬の寒々しい景色
安井金比羅宮には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約10分歩くと到着します。
市バスだと「東山安井」から南に徒歩約1分です。
今回は、東大路通に面する東側の鳥居から安井金比羅宮に入ることに。

鳥居
鳥居の外から見る参道には人の姿が見られないものの、おそらく、本殿付近は人が多いはず。
参道わきには、タッチパネルが設置されており、安井金比羅宮の解説が見られます。

タッチパネル
以前はなかったのですが、最近、設置した模様。
このところ、同じ形のタッチパネルを京都市内の神社でよく見かけます。
絵馬の形をした広告も表示されていますね。
事業者にとっては、実際に絵馬を奉納するより、タッチパネルに広告を出す方が好都合なのでしょうか。
表示されているのは近隣のお店や会社のようで、宣伝効果が高いのかもしれません。
参道を西へ。

参道
左手の駐車場は満車に近い状況。
木々が枝だけの状態になっているのが、なんとも寒々しい。
参道の先には、手水鉢と授与所があり、その正面に真っ白なお札をいっぱい貼られた縁切り縁結び碑が置かれています。

縁切り縁結び碑
列に並んでいたのは20人くらい。
参拝者がお札に願い事を書いて碑に貼り、その中央に空いた穴を表からくぐった後、裏からもくぐって戻ってきます。
表からくぐった時に悪縁が切られ、裏からくぐった時に良縁を結ぶと信仰されていますよ。
かつては、列ができるほどの人気はありませんでしたが、様々なメディアで取り上げられることが多くなり、碑をくぐる人が今なお増加中。
本殿と八大力尊社にお参り
縁切り縁結び碑の北側に拝殿があるので、ここで賽銭を入れ、鈴を鳴らします。

拝殿越しに見る本殿
そして、奥に建つ本殿の前に進んでお参り。
祭神は、崇徳天皇、源頼政、大物主神(おおものぬしのかみ)。
大物主神は、大国主命(おおくにぬしのみこと)のまたの名で、縁結びの神さまとして崇められています。
当宮に縁切り縁結び碑が置かれているのは、やはり、祭神と関係があるのでしょう。
また、崇徳天皇は日本史上最大の怨霊とされ、安井金比羅宮の北にその御廟がありますよ。
源頼政は以仁王(もちひとおう)とともに平家追討のため挙兵した武将で、鵺(ぬえ)退治でも知られていますね。
本殿には、桂米團治さんが奉納した午年の絵馬が掲げられていました。

午年の絵馬
右側に縁切り縁結び碑が描かれており、馬が穴に頭を突っ込んでくぐろうとしています。
お尻が入りきらないところが、参拝者の笑いを誘う。
本殿の裏側へ。
今までここに来たことがなく、サザンカが塀のように植えられていることを今回初めて知りました。
そのサザンカは、握りこぶしよりやや小ぶりな赤色の花をたくさん咲かせ、ちょうど見ごろ。

サザンカと金比羅大権現
奥には、金比羅大権現の祠があったので、こちらにもお参り。
祠は、南西を向いており、どうやら香川県の金刀比羅宮の遥拝所のようです。
安井金比羅宮に祀る大物主神は、金刀比羅宮から勧請(かんじょう)していますから、遥拝所も設けたのかもしれません。
境内の北西角には、八大力尊社が建っています。

八大力尊社
社殿の中には、赤ちゃんくらいの大きさの石が8つ祀られており、これが八大力尊です。
八大力尊は、当地にあった蓮華光院の建物の基壇の一部として支えていた石とのこと。
それゆえ、基礎能力の向上やスキルアップのご利益を授けてくれると信仰されています。
当社にもお参りをして、今年は基礎固めの年とすることを誓う。
当社の絵馬には、八大力尊が描かれていますよ。

八大力尊の絵馬
全員、腕っぷしが強そう。
最後に金縁成就と収入上昇も願うため、稲荷社と厳島社にもお参りしておきました。

稲荷社と厳島社
1月中旬の安井金比羅宮は、初詣もひと段落着いたころなのか、普段より人が少なめでした。
50人くらいいたでしょうか。
狭い境内ですが、これくらいの人数だと混雑せず、落ち着いてお参りできましたよ。
なお、安井金比羅宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。