12月下旬の夕方。
京都市伏見区の与杼神社(よどじんじゃ)に参拝しました。
与杼神社には、2本の背の高いイチョウが植えられており、晩秋に黄葉した姿を見られるのですが、今年は見逃してしまいました。
さすがに12月も終わりが近いので、黄葉は残っていないだろうと思ったのですが、近くを通りかかったのでお参りしていくことにしました。
咲き始めたサザンカ
与杼神社には、京阪電車の淀駅から南西に約2分歩くと到着します。
すでに日が西山に隠れようとしている時間帯。
鳥居の前に来ると、空が薄っすらと茜色。

鳥居
鳥居をくぐって参道を直角に曲がり、駐車場の間を進みます。

駐車場
いつもは車が少ない駐車場も、夕方とあってか、外出から戻ってきた車が多め。
年の瀬ということもあり、そもそも車で外出していなかったのかもしれません。
駐車場の先に見える2本のイチョウは、やはり枝だけの状態で、地面には落ち葉もほとんど見られず。
イチョウの間を通ると正面に拝殿、右手に神輿庫。

拝殿(左)と神輿庫(右)
神輿庫の提灯は、そろそろ点灯しても良さそうなものですが、普段は点けないのでしょうか。

提灯
神輿庫から拝殿に向かう途中にある生垣では、サザンカが赤色の花を咲かせていましたが、まだ簡単に数えられる程度の花数。

サザンカ
境内に射し込む日は、年の瀬の夕方とあって弱々しく、今年がそろそろ終わりを迎えるのを告げているかのよう。

拝殿(左)と本殿(右)
それでは、拝殿の奥に建つ本殿にお参り。
今年1年間、無事に過ごせたことに感謝しましょう。
手水鉢には、少し雑に置かれた柄杓が並んでいます。

手水鉢
先ほど数人の参拝者が手水を使っていたからですね。
これくらいの乱れ方だと、境内が無人でも、なんとなく人の気配を感じられ安心します。
南側の玉垣付近では、ナンテンの赤い実が夕日に照らされ、発行する豆電球が無数に取り付けられたように光って見えましたよ。

ナンテン
師走の淀城跡公園の景色
境内を出て隣接する淀城跡公園に入ります。
本殿の裏側に回ると、赤色のドウダンツツジ。

ドウダンツツジの紅葉
公園内のカエデは、散り果てていましたが、ドウダンツツジはまだ紅葉が見ごろですね。
この様子だと、ドウダンツツジの紅葉は年を越しそうです。
近くでは、子供たちが上着も着ずにボールで遊び、元気な声が園内にこだましていました。
学校も冬休みに入ったためか、子供たちの声に喜びが感じられます。
公園内の北西角へ。
夕日がかすかに照らす石垣と暮れ行く空を映し出した堀。

石垣と堀
師走は日が落ち始めるとあっという間に夜になるので、真っ暗になる前に帰路につきました。