5月下旬。
京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)に参拝しました。
この時期の智積院では、サツキが咲きます。
また、カエデの緑も美しく、初夏の東山散策には外せないお寺です。
緑色の境内で咲くサツキ
智積院には、京阪電車の七条駅から東に約8分歩くと到着します。
市バスだと「東山七条」で下車してすぐです。
智積院の入り口にやって来ました。
入り口には朱印所があり、その近くでサツキがピンク色の花を咲かせていました。

朱印所付近のサツキ
良い具合に咲いていますね。

たくさん咲いたサツキ
これから花数がもっと増えていきそうです。
参道を東に歩きます。
両脇のカエデの葉の緑色が徐々に濃くなり、新緑から深緑へと変わりつつあります。

参道と金堂
奥に見える建物は金堂です。
参道わきでは、ヤマボウシが手裏剣のような白色の花を咲かせていました。

ヤマボウシ
京都市内には、ヤマボウシが、あまり植わっていないので、花を見る機会も少ないですね。
金堂の近くのサツキは、まだちらほらと咲き始めたばかりでした。

ちらほら咲くサツキ
それでは、金堂にお参りをしましょう。
堂内には、大きな金色の大日さまがいらっしゃいますよ。
この日は、小学生が野外学習に来ており、境内はいつもより賑やかでした。
トンボを見つけて、はしゃいでいる児童もいましたよ。
明王殿付近の石垣の上に植えられているサツキが見ごろを迎えていました。

石垣とサツキ
芝生とカエデの緑の中に少しばかりピンク色のサツキの花が添えられているのが、奥ゆかしく感じます。

芝生とサツキ
鐘楼堂の近くに生えているコケも緑色です。

カエデとコケ
このところ、雨が降ることが多かったので、コケがみずみずしくなっていますね。
カエデとともに緑色の空間を創り上げていました。
智積院に参拝した際は、コケも見ておきたいです。
コケは、梅雨に入れば、もっとしっとりとしてきますよ。
入り口付近に戻って来ました。
ここから、参道を北に向かって歩きます。
参道わきのサツキは、半分くらいに花が付いていました。

参道わきのサツキ
境内の北側に建つ本坊の前にやって来ました。
その玄関付近にも、丸く刈り込まれたサツキがあります。

本坊の玄関とサツキ
こちらのサツキも、花のピンク色と葉の緑色が半分ずつですね。
あと数日遅くにお参りをしていれば、花数がもっと多くなっていたことでしょう。
智積院の境内は、緑がとてもきれいで、サツキ、ヤマボウシ、キショウブといった初夏の花も見られました。
サツキの見ごろは6月上旬まで続くと思います。
また、智積院では、6月15日に青葉まつりが行われ、庭園が無料で拝観できます。
青葉まつりでは、様々な催しもあるので、ぜひ、6月15日は智積院にお参りをしてください。
この後は、大谷本廟にサツキを見に行きます。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。