陽光桜が満開の桜花苑・2025年

3月末に京都市左京区の大豊神社に桜を見に行った後、桜花苑を訪れました。

桜花苑には、陽光桜がたくさん植えられており、毎年3月下旬から4月上旬にかけて濃いピンク色の花を咲かせます。

ソメイヨシノよりも開花が少し早いですね。

見ごろを迎えた陽光桜

桜花苑には、地下鉄の蹴上駅から北東に約20分歩くと到着します。

市バス停「東天王町」からだと、東に徒歩約12分です。

哲学の道の南の入り口付近に建つ熊野若王子神社から少し東に歩いたところに桜花苑の入り口があります。

入り口

入り口

細い石段を上った先が桜花苑です。

石段を上り切ると、満開の2本の陽光桜が出迎えてくれました。

2本の陽光桜

2本の陽光桜

今年も、ピンク色の花が美しく咲いていますね。

どの陽光桜も見ごろを迎え、苑内はピンク色に包まれていました。

満開の陽光桜

満開の陽光桜

桜花苑は、平成10年(1998年)4月に全国の有志110人が陽光桜を植樹したことに始まります。

平和の象徴とされる陽光桜を作出したのは、教員の高岡正明さんです。

高岡さんは、出征して戦病死した多くの教え子らの鎮魂と平和を願って陽光桜を作出したそうです。

今では、様々な場所で見られる陽光桜ですが、作出の思いを知っている人は、少ないのではないでしょうか。

この日の桜花苑は、ピクニックに来ている方が数人いましたが、人は少なく落ち着いてお花見できました。

陽光桜と空

陽光桜と空

まだ海外には情報が流れていないようで、苑内は静かでした。

東屋と陽光桜

東屋と陽光桜

東屋の中に入って陽光桜を観賞。

東屋から見る陽光桜

東屋から見る陽光桜

ウグイスのホーホケキョの声も聞こえてきました。

京都の桜の名所は、春になると大混雑しますが、まだ人に知られていない桜の名所がいくつもあります。

桜花苑もその一つですね。

それにしても、陽光桜のピンク色が美しいです。

ピンク色の花がいっぱい

ピンク色の花がいっぱい

ソメイヨシノの淡い色も可憐ですが、陽光桜のような濃いピンク色は、どことなく花に力強さを感じます。

こちらは、絹桜。

絹桜

絹桜

陽光桜のようですが、植樹した人が命名したのでしょうか。

まだ、細い木で、幹が太くなるには時間がかかりそうです。

最後に陽光桜を見上げて桜花苑から出ました。

見上げる陽光桜

見上げる陽光桜

桜花苑を出た後は、南西に約10分歩き、南禅寺の北側にあるお大尽の屋敷が建ち並ぶ一帯にやって来ました。

邸内には、立派な枝垂れ桜が植わっており、この日は早咲きの一重の枝垂れ桜が見ごろを迎えていましたよ。

お大尽の枝垂れ桜

お大尽の枝垂れ桜

ヒガンザクラも満開で、青空の下、美しい景色を見ることができました。

八重紅枝垂れ桜は、まだ咲き始めたばかりでした。

桜花苑の陽光桜は、3月末に見ごろを迎えていました。

桜花苑の見ごろは、4月4日頃まで続くのではないでしょうか。

この後は、円山公園に枝垂れ桜を見に行きます。

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