南禅寺の春夏秋冬

京都市左京区に建つ南禅寺は、臨済宗の大本山で、京都五山の別格とされています。

別格と聞くと、特定の人だけが参拝できるように思えますが、境内には誰でも無料で入ってお参りできます。

広々とした境内には、大きな三門法堂(はっとう)が建ち、これらの建物とともに四季折々の景色を楽しめるのが南禅寺の魅力ですね。

今回の記事では、南禅寺の春夏秋冬を紹介します。

春の南禅寺

春の南禅寺は、桜が咲く頃が美しいです。

歌舞伎の演目『楼門五三桐(ろうもんごさんのきり)』で、石川五右衛門が三門の上から「絶景かな」と言ったのが南禅寺の三門です。

周囲には桜が数本植えられています。

春の南禅寺

春の南禅寺

南禅寺では、三門が最も旅行者や観光客の方に人気で、桜が咲いている時には、写真撮影が難しいですね。

境内の北東角の僧堂付近にも桜が多く植えられており、こちらも春には見ておきたいです。

夏の南禅寺

夏の南禅寺は、境内一面が緑色に変わります。

三門の周囲も、カエデが多く植わっているため、夏は緑が美しいですね。

夏の南禅寺

夏の南禅寺

特に三門の裏側には、コケも生えているので、上も下も目に優しい緑色になります。

ただ、真夏の南禅寺は非常に暑いので、気候的には5月から6月に訪れるのがおすすめです。

人が少なく、三門も撮影し放題ですよ。

また、7月になると駐車場近くの池でハスも咲きますから、夏に南禅寺を訪れた際には見ておきたいですね。

法堂の前では夏椿も咲きますよ。

秋の南禅寺

南禅寺が最も賑やかになるのが秋です。

特に11月の紅葉の時期は、紅葉狩りに訪れた国内外の旅行者で境内はごった返します。

それだけ紅葉が美しいということですね。

秋の南禅寺

秋の南禅寺

三門の裏側に植わっている多くのカエデが真っ赤に色づいたときの境内は見事の一言です。

秋の京都観光では、南禅寺を外せないですね。

庭園でも紅葉を見られますから、11月に参拝した時は拝観しておくと良いでしょう。

冬の南禅寺

春、夏、秋と美しい景色を見せてくれる南禅寺ですが、冬はさすがに殺風景になります。

ただ、冬は木々から葉が落ち、境内全体を眺めやすくなっていますから、三門や法堂も全体を撮影しやすいです。

冬の南禅寺

冬の南禅寺

境内の南側にある水路閣も眺めやすくなっていますよ。

人も少なく、水路閣前で記念撮影をするなら冬がおすすめです。

以上、南禅寺の春夏秋冬でした。

なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊