京都市東山区の華頂山の中腹に境内を持つ知恩院は、三門や御影堂(みえいどう)など、豪壮な建物が旅行者や観光客の方に人気です。
また、季節の移ろいに応じて境内の風景が変わり、訪れる時期によって違った景色を楽しめるのも知恩院の魅力です。
今回の記事では、知恩院の春夏秋冬を紹介します。
春の知恩院
春の知恩院は、他の京都の観光名所と同じく桜がきれいです。
大きな三門と一緒に見るソメイヨシノは、知恩院ならではの春の風景ですね。
桜の季節に知恩院に参拝した際は、友禅苑も拝観しておきたいです。
枝垂れ桜が美しく、こちらも三門を見上げるように観賞するのがおすすめです。
他に方丈や勢至堂付近にも枝垂れ桜が植えられていますよ。
境内全体ではソメイヨシノが多めです。
夏の知恩院
夏の知恩院は、境内から眺める華頂山の緑が見事です。
境内は日影が少なく、非常に暑いですが、晴れている日の夏の華頂山も見ておきたい景色ですね。
また、納骨堂前の池では、ハスやスイレンが花を咲かせ、どちらも、見た目に清涼感があります。
ハスもスイレンも、朝に花が開くので、夏に知恩院に参拝するなら午前中がおすすめです。
緑に包まれるように建つ三門の景色も、夏には見ておきたいです。
秋の知恩院
秋の知恩院は、境内のいたるところで紅葉を見られます。
境内が広いため、敷地全体が紅葉している風景を見ることはできませんが、建物と一緒に見る紅葉も味わい深いものがあります。
紅葉は、友禅苑、鐘楼付近、黒門から北門に続く石段でも見ることができます。
三門の近くでは紅葉を見られないのですが、歩道沿いに植えられた街路樹の紅葉越しに三門を眺めることはできます。
紅葉の時期は、京都市内に人が多くなりますが、知恩院は比較的空いていますね。
冬の知恩院
冬の知恩院に訪れた際は、建物を中心に見て回りましょう。
この時期は、木々から葉が落ち、建物の全体を見やすくなっています。
阿弥陀堂前では、12月から1月に冬桜、2月に白梅が咲き、また、冬を通して境内の所々で椿やサザンカも咲きますが、全体的に冬の花は少なめです。
一方、冬は三門前の見晴らしが良くなり、三門全体をじっくりと見られるのも魅力です。
冬の知恩院は、人がとても少ないので他の季節より境内が静かですよ。
以上、知恩院の春夏秋冬でした。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。