閑散とした冬の南禅寺・2025年

1月9日。

京都市左京区の南禅寺に参拝しました。

南禅寺は、臨済宗のお寺です。

春の桜秋の紅葉が美しいことから、多くの旅行者や観光客の方に人気がありますね。

でも、冬の南禅寺は閑散としていて、静かにお参りするなら1月から2月がおすすめです。

ほとんど人がいない境内

南禅寺には、地下鉄の蹴上駅から北東に約7分歩くと到着します。

中門へと続く参道は、歩いている人が少ないですね。

春や秋の観光シーズンだと、なかなか前に進めないのですが。

中門をくぐります。

そして、三門の前へ。

三門

三門

三門前は、ほとんど無人の状態。

普段は、無人の三門の写真を撮影するのは難しいのですが、冬なら簡単に撮影できますよ。

南禅寺に限らず、建物を中心に観光をするなら冬が撮影しやすいですね。

木々から葉もなくなり、建物全体を写せます。

これも、冬の京都観光の魅力です。

三門の中央にやって来ました。

中央には、太い柱が2本立っており、門が3つに分かれているのがわかります。

三門の柱

三門の柱

三門とは、空門、無想門、無作門の三解脱門の略です。

数ある三門の中でも、南禅寺の三門は立派で、京都三大門京の三大門の一つに数えられていますよ。

三門をくぐった先の地面には、コケが生えています。

ここには、カエデも植わっていますが、すでに散ったモミジは掃き清められ、冬の日差しがコケ全体を温めていました。

苔

石畳の上を東に向かって歩いていくと、法堂(はっとう)が建っているのでお参りをしましょう。

石畳

石畳

法堂から見る境内。

法堂から見る境内

法堂から見る境内

空は青く、境内全体が明るくなっていました。

境内では、サザンカがちらほらと咲いていましたよ。

サザンカ

サザンカ

南禅寺にサザンカは、それほど植えられていませんが、他に咲いている花がないので目立ちますね。

つぼみが多く残っていたので、これからもっと多くの花を咲かせそうです。

境内の南側に建つ水路閣。

水路閣

水路閣

南禅寺の境内でも水路閣は人気で、よく記念撮影をしているのですが、冬は人がほとんどいません。

今なら記念撮影し放題ですよ。

境内の北側の石段へ。

無人の境内

無人の境内

ここも人がいませんね。

それにしても、青空がきれいであります。

境内が広々としているので、空も広大に見えます。

ナンテンも赤い実をたくさん付けていました。

ナンテン

ナンテン

難を転じて福となすナンテンは縁起が良いとされています。

正月は、門松にもナンテンが使われていますね。

境内の北東角には、お地蔵さまがいらっしゃいます。

地蔵願王尊

地蔵願王尊

冬になると、お地蔵さまも毛糸の帽子を被っていることがありますが、南禅寺のお地蔵さまは、前掛けだけで冬の寒さを乗り切るようです。

1月の南禅寺は、人が少なく、とても静かでした。

観光シーズンの賑やかな境内とは違った趣を感じられましたよ。

なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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