1月9日。
京都市左京区の南禅寺に参拝しました。
南禅寺は、臨済宗のお寺です。
春の桜や秋の紅葉が美しいことから、多くの旅行者や観光客の方に人気がありますね。
でも、冬の南禅寺は閑散としていて、静かにお参りするなら1月から2月がおすすめです。
ほとんど人がいない境内
南禅寺には、地下鉄の蹴上駅から北東に約7分歩くと到着します。
中門へと続く参道は、歩いている人が少ないですね。
春や秋の観光シーズンだと、なかなか前に進めないのですが。
中門をくぐります。
そして、三門の前へ。
三門前は、ほとんど無人の状態。
普段は、無人の三門の写真を撮影するのは難しいのですが、冬なら簡単に撮影できますよ。
南禅寺に限らず、建物を中心に観光をするなら冬が撮影しやすいですね。
木々から葉もなくなり、建物全体を写せます。
これも、冬の京都観光の魅力です。
三門の中央にやって来ました。
中央には、太い柱が2本立っており、門が3つに分かれているのがわかります。
三門とは、空門、無想門、無作門の三解脱門の略です。
数ある三門の中でも、南禅寺の三門は立派で、京都三大門や京の三大門の一つに数えられていますよ。
三門をくぐった先の地面には、コケが生えています。
ここには、カエデも植わっていますが、すでに散ったモミジは掃き清められ、冬の日差しがコケ全体を温めていました。
石畳の上を東に向かって歩いていくと、法堂(はっとう)が建っているのでお参りをしましょう。
法堂から見る境内。
空は青く、境内全体が明るくなっていました。
境内では、サザンカがちらほらと咲いていましたよ。
南禅寺にサザンカは、それほど植えられていませんが、他に咲いている花がないので目立ちますね。
つぼみが多く残っていたので、これからもっと多くの花を咲かせそうです。
境内の南側に建つ水路閣。
南禅寺の境内でも水路閣は人気で、よく記念撮影をしているのですが、冬は人がほとんどいません。
今なら記念撮影し放題ですよ。
境内の北側の石段へ。
ここも人がいませんね。
それにしても、青空がきれいであります。
境内が広々としているので、空も広大に見えます。
ナンテンも赤い実をたくさん付けていました。
難を転じて福となすナンテンは縁起が良いとされています。
正月は、門松にもナンテンが使われていますね。
境内の北東角には、お地蔵さまがいらっしゃいます。
冬になると、お地蔵さまも毛糸の帽子を被っていることがありますが、南禅寺のお地蔵さまは、前掛けだけで冬の寒さを乗り切るようです。
1月の南禅寺は、人が少なく、とても静かでした。
観光シーズンの賑やかな境内とは違った趣を感じられましたよ。
なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。