12月中旬に京都市左京区の寂光寺に参拝した後、南に約5分歩き、要法寺(ようぼうじ)にも参拝しました。
要法寺は、日蓮宗の本山で、広々とした境内を持っています。
三条大橋や祇園から近く、観光で訪れる参拝者が多くても良さそうな立地ですが、境内はいつも静かですね。
冬らしくなってきた境内
要法寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から東に約5分歩くと到着します。
要法寺の西端に建つ西門から境内に入ります。
境内には大きな建物がいくつか建っており、その頭上を雲が覆っていました。
午前中は晴れていたのですが、午後から曇り出し、要法寺の境内も薄暗く感じられました。
冬は、昼から曇り出す日が多いように感じますが、気のせいでしょうか。
まずは本堂にお参りをしましょう。
要法寺は、江戸時代に上行院と住本寺という2つのお寺が合併してできました。
宝永の大火(1708年)までは、二条寺町にありましたが、その後、現在地に再建されています。
本堂の東には、庫裡(くり)と鐘楼が建っています。
まだ、午後2時過ぎだったのに境内はオレンジ色になっており、夕方のような景色でした。
12月は、すぐに暗くなりますね。
本堂の前にある清涼池。
毎年初夏には、カモの雛が誕生し、大きく育つと鴨川に引っ越しをします。
毎年カモの雛を見に来ていますが、今年は元気に泳いでいる姿を見られませんでしたね。
また、来年もカモの雛が誕生するでしょうから、その時に元気な姿を見に来ましょう。
清涼池のほとりに植えられているサツキの葉が、茶色っぽくなってきていました。
植物も、冬らしい姿に変わってきています。
鐘楼と冬空。
太陽が姿を現すと、境内が明るくなります。
それでも、夏と比べれば建物の影が長くなっているので、薄暗いです。
本堂の両脇に植えられている三春滝桜も、秋を終え、冬の姿に。
葉が全く残っていません。
それにしても、三春滝桜も大きく育ちましたね。
植えられたばかりの頃は、とても背が低かったのですが。
このままもっと背が高くなると、要法寺の春の名物になりそうです。
本堂の西側に建つ開山堂。
最後にもう一度境内を見渡し、要法寺を後にしました。
要法寺は、いつものように人がおらず静かでした。
静寂のお寺でお参りをすると、心がすっきりしますね。
なお、要法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。