10月初旬に京都市左京区の南禅寺に参拝した後、近くの最勝院にも立ち寄りました。
最勝院は、山のふもとに境内があり、周囲を木々に囲まれています。
自然の中に建つお寺といった感じで、訪れると街の喧騒を忘れさせてくれますね。
境内で咲く萩
最勝院には、地下鉄の蹴上駅から北東に約10分歩くと到着します。
南禅寺境内にある水路閣をくぐり山に向かって少し歩くと最勝院の入り口があります。
入り口の石段横は、コケがびっしり生えています。
そして、カエデも何本も植えられており、上も下も緑がとてもきれいです。
コケとカエデの組み合わせは、なんとも風情がありますね。
石段を上り参道へ。
参道の中央のダイヤ形の石も趣があります。
山門をくぐります。
正面には、本堂が建っており、その前には松やカエデなどの木が植えられています。
足元では、まだキキョウが咲いていました。
今年は、キキョウの花が長い期間咲いていますね。
秋らしく萩も咲いていましたよ。
今年の京都の萩は、開花が遅く、10月になってやっとたくさんの花が見られるようになりました。
お堂と背後の山。
自然がいっぱいです。
境内の石畳。
この日は、いつもより多くの人が境内にいました。
以前は、いつ訪れても無人に近い状態だったのですが、少しずつ人に知られるようになってきているようです。
旅行者や観光客の方に人気の南禅寺がすぐ近くですから、以前から多くの人が訪れていても良かったのですが。
最勝院は、南禅寺の塔頭(たっちゅう)で、正式には高徳庵といいます。
亀山天皇は、離宮を造営する際、当地に隠棲した駒道智大僧正を土地の鎮守として崇め、護法神として祀りました。
これが最勝院の始まりです。
本堂には、駒道智大僧正が祀られており、勝運のご利益を授けてくれると信仰されています。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂前のカエデの葉も緑がきれいですね。
本堂の裏に回ります。
こちらにも、カエデが数本植えられています。
今はまだ緑色ですが、11月下旬になると赤色やオレンジ色に染まります。
その時に最勝院に参拝すると良いでしょう。
そろそろ境内から出ることに。
山に向かって歩いていくと、最勝院の奥の院がありますが、今回はそこまでは行きませんでした。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。