9月上旬に法住寺に参拝した後、東に約5分歩き、智積院(ちしゃくいん)を訪れました。
智積院は、真言宗智山派の総本山で、東山七条に広々とした境内を有しています。
梅、桜、カエデなどが植えられており、四季折々の景色を見られるのが智積院の特徴です。
オーバーツーリズムが問題になっている京都ですが、智積院は、まだ海外に知れ渡っていないようで旅行者の姿が少なく落ち着いてお参りできます。
青空の下の緑
智積院には、京阪電車の七条駅から東に約8分歩くと到着します。
市バス停「東山七条」からだと、下車してすぐです。
智積院の入り口にやって来ました。
真っ青な青空の下、木々の緑が美しいですね。
参道わきでは、キキョウが青色の花をたくさん咲かせていました。
智積院のキキョウは、梅雨から咲き始め、初秋まで見ることができます。
そろそろ見ごろも終わりが近づいており、しおれた花が目立ち始めていました。
青色の花に混ざって白色の花も咲いていましたよ。
参道を東に向かって歩いていきます。
参道の奥に見えるのは金堂。
左右の木々を見ながら長い石畳を歩いていると、日常の緊張感がほぐれていくようであります。
金堂前の緑もきれいですね。
青空も美しいです。
しかし、9月なのにこの日は猛暑日となり、非常に暑かったです。
最高気温が30度を下回るようになれば、快適にお参りできるのですが。
池では、ハスがすでに終わりを迎えており、代わって、そのほとりでは萩が咲き始めていました。
萩は、まだ花数が少なめです。
9月中旬になれば、京都各所で萩の花をたくさん見られるようになるはずです。
金堂の南側に建つ明王殿。
中には、不動明王が祀られていますよ。
それでは、不動堂にお参りをしましょう。
中では、お坊さんが何やら作業をしていました。
法要の準備でしょうか。
整然と並ぶカエデ。
カエデの葉は、上の方が赤くなっていました。
智積院は紅葉の名所なので、11月になれば、このカエデが真っ赤になりますよ。
鐘楼堂付近は、緑が多く、まだ夏の景色のまま。
鐘楼堂の足元には、コケがびっしりと生えており、カエデとともに黄緑色の空間を作っています。
智積院は、鐘楼堂付近のコケもきれいなので見ておきたいですね。
入り口の近くに戻って来ました。
今度は北に向かう参道を歩いていきます。
まっすぐ進んでいくと北門から外に出られます。
北門の手前には、本坊や大書院の玄関があります。
晴天の日は、お寺の建物がとてもきれいに見えますね。
智積院では、2024年9月30日まで京の夏の旅の文化財特別公開が実施されており、普段は見られない宸殿(しんでん)を拝観できます。
拝観料は800円です。
9月中に智積院に参拝した場合は、特別公開も見ておくと良いでしょう。
この後は、新日吉神宮に参拝します。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。