大勢の参拝者が茅の輪をくぐった祇園祭の疫神社夏越祭・2024年

7月31日。

京都市東山区の八坂神社に参拝しました。

この日で、1ヶ月に渡って行われてきた祇園祭が終わります。

祇園祭最後の日に行われるのは、疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)です。

摂社の疫神社に茅の輪が設置され、これをくぐると厄気を祓うことができると伝えられています。

真夏の境内

八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から四条通を東に約5分歩くと到着します。

八坂神社の西楼門前は、祇園祭が終わろうとしているためか人が少なめで、日常を取り戻しているように感じられました。

西楼門

西楼門

疫神社は、西楼門をくぐった正面に建っています。

その前には、テントが設置されています。

テント

テント

疫神社夏越祭は、午前10時に神事が行われ、その後に参拝者が茅の輪をくぐれます。

私が八坂神社に到着したのは、午前11時前で、神事が終わったばかりのようでした。

神事の間も、茅の輪をくぐろうと順番を待つ人が列を作っており、私が八坂神社に来た時には、疫神社から北東の鳥居近くまで長い列ができていました。

長蛇の列

長蛇の列

去年はこんなに人がいなかったのですが、

今年は、なんでこんなに人が多いのでしょうか。

あまりに人が多かったので、まず本殿にお参りをすることに。

境内に吊るされていた提灯は、すべて撤去されていました。

境内

境内

祇園祭が終わるのを感じます。

この日は、最高気温が37度の予報。

まさに真夏であります。

境内では、暑さ対策のためミストが出ていました。

ミスト

ミスト

ミストの前に来るとひんやりして涼しいですね。

それでは本殿にお参りをしましょう。

舞殿(左)と本殿(右)

舞殿(左)と本殿(右)

本殿の頭上は、真夏の空。

でも、それほど暑さを感じませんね。

湿度が低かったからでしょうか。

とは言え、日差しは強く、日向に長時間いることはできません。

本殿の裏に回ります。

ここには、真っ白な花を咲かすムクゲ「白祇園守(しろぎおんまもり)」が植えられています。

白祇園守は、7月の祇園祭の期間に咲き始めるとされています。

でも、7月中に咲くことの方が珍しいような気がします。

白祇園守

白祇園守

真っ白な花がたくさん咲くのは、毎年8月に入ってからですね。

茅の輪をくぐる

11時が過ぎたところで、北側の参道に戻ります。

先ほどよりも行列は短くなっていました。

北側の参道

北側の参道

これなら、30分も並べば茅の輪をくぐれそうです。

と思ったのですが、意外と前に進むのが遅いですね。

私が列に並んでいる間も、次々に行列の最後尾に向かう人が歩いてきます。

北側の参道は日影なので、それほど暑くないのですが、それでも汗をかきます。

日向になっているところにはテントがあるので、日向でずっと並ばされることがないのはありがたいです。

時刻は12時になり、ようやく茅の輪の前に到達しました。

茅の輪

茅の輪

茅の輪には、「蘇民将来之子孫也」と書かれたお札が貼られています。

蘇民将来の子孫だと言えば、疫神が悪さをしないと言い伝えられており、八坂神社では疫神社夏越祭の時に「蘇民将来子孫也」と書かれた護符も授与していますよ。

茅の輪の近くには、茅(カヤ/チガヤ)もあり、参拝者はこれをもらって、小さな茅の輪を作れます。

茅

その茅の輪を腕にかけて歩いている人の姿も見られましたよ。

それでは、茅の輪をくぐり、そして疫神社にお参りをしましょう。

これで、災厄が降りかかってくることはないでしょう。

これにて、1ヶ月間行われた祇園祭が終わりました。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊

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