7月24日に祇園祭の花傘巡行が行われた後、八坂神社で花傘巡行奉納舞踊が催されました。
24日は、後祭の山鉾巡行が行われており、四条河原町周辺はたくさんの旅行者や観光客が押し寄せていましたが、八坂神社はそれに比べると人が少なめです。
とは言え、普段より人が多く、境内はそれなりに混雑していました。
獅子舞と六斎念仏踊り
八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から東に約5分歩くと到着します。
午前11時頃に花傘巡行の行列は八坂神社に入り、午前11時30分から花傘巡行奉納舞踊が行われます。
祇園石段下で花傘巡行を見た後に八坂神社へ。
西楼門から本殿へと続く参道は、露店や参拝者で混雑していました。
花傘巡行奉納舞踊が行われるのは、本殿の南側に建つ舞殿です。
私は、舞殿の南西角で観覧することに。
11時30分が近づき、舞殿に獅子舞がやって来ました。
舞殿に上った2頭の獅子舞が踊ります。
舞殿の南西角は、あまり見やすい場所ではなかったので、奉納舞踊の間は、色々と場所を変えて観覧することにしました。
獅子舞の次は、久世六斎保存会による六斎念仏踊りです。
六斎念仏踊りは3演目が行われ、最初の2演目は太鼓や笛の演奏が主体でした。
最後の演目は、土蜘蛛と獅子が登場し、舞殿の上を激しく動き回ります。
緑色の獅子の中には、2人の人が入っており、逆立ちしたり回転したり、なかなかアクロバティックでした。
獅子が舞殿の上であれこれと動いていると、途中で土蜘蛛が出てきます。
土蜘蛛が手を前方に伸ばすと、四方八方に糸が飛びます。
節分祭でも、このような演目を見ることがありますね。
舞妓さん
六斎念仏踊りの次は、舞妓さんの登場です。
舞妓さんが舞殿に上がると、たくさんの人が押し寄せてきました。
いつもながら、舞妓さんは人気がありますね。
最初に登場したのは祇園甲部の舞妓さんです。
六斎念仏踊りとは異なり、ゆっくりとした仕草で舞を披露します。
舞妓さんが踊り始めた頃から雷が鳴り始め、雨も降って来ました。
途中、大雨となったので、いったん屋根の下に避難することに。
大雨の中でも、舞踊奉納は続いており、祇園甲部の舞妓さんにかわって宮川町の舞妓さんがうちわを持って踊っていました。
鷺踊と萬灯踊
舞妓さんの次に登場したのは、鷺踊(さぎおどり)です。
鷺踊は、10日のお迎提灯や17日の宵宮神賑奉納行事でも見られますね。
手を上げると背中の羽が広がります。
鷺踊は、真っ白な姿で、左右に動いたり、回ったりします。
鷺踊は、一時期途絶えていたのですが、今は復興しており、このように祇園祭の時に見ることができます。
鷺踊の次は、萬灯踊です。
盆踊りの時に流れるようなゆっくりとした曲に合わせて子供たちが踊ります。
萬灯踊は、踊りをしたことがない子どもたちが3週間練習して披露しているとのこと。
短期間の練習で、見事に息を合わせて踊っていましたよ。
花傘巡行奉納舞踊は、約1時間で終了しました。
萬灯踊の時には、雨がほとんど上がっており、傘をささずに八坂神社を後にしました。
花傘巡行奉納舞踊の模様は、動画にも収めていますのでご覧になってください。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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