7月16日の夕刻に八坂神社に石見神楽の奉納を見に行った際、四条通で行われた宵宮神賑奉納行事(よいみやしんしんほうのうぎょうじ)も見て歩きました。
宵宮神賑奉納行事も、祇園祭の行事の一つです。
八坂神社主催の行事で、東は八坂神社の西楼門から西は京阪電車の祇園四条駅に渡って、祇園商店街周辺で様々な催しが行われます。
鷺踊と祇園祭音頭
空が徐々に暗くなる頃、四条通では、祇園大茶会の準備が行われていました。
祇園大茶会は、7月15日と16日の午後7時から、八坂神社の神水で点てた抹茶(お茶菓子付き)をいただけるというもの。
1服2,000円です。
宵宮神賑奉納行事が行われる時間帯は、祇園四条駅から八坂神社の西楼門付近まで四条通が歩行者天国となり、車道を人が歩けるようになっています。
普段歩けない四条通の真ん中を歩くのは気持ち良いですね。
午後7時となり、祇園萬灯会の行列が、東大路通付近から四条通を西に歩き始めました。
そして、大和大路通の手前で立ち止まります。
これから、子どもたちによる鷺踊(さぎおどり)と祇園祭音頭が披露されます。
最初は鷺踊から。
真っ白な衣装に身を包んだ子どもたちが、両手を上下に動かすと背中の羽が開くようになっています。
鷺踊が始まると、沿道に大勢の人が集まってきましたよ。
続いて祇園祭音頭。
こちらは、盆踊りで聞くような曲に合わせて浴衣の子どもたちが踊ります。
ゆっくりとした落ち着きのある踊りで、夏祭りらしさを感じられましたよ。
なお、鷺踊や祇園祭音頭は、7月24日の午前中に行われる花傘巡行でも見ることができます。
祇園太鼓や獅子舞も
空が暗くなり、時刻が午後7時30分頃になると、祇園大茶会も盛り上がって来ました。
会場では、画家の方が、何やら絵を描いています。
祇園大茶会の間に完成するのでしょうか。
そして、祇園大茶会の会場。
年配の方の姿が目立ちますね。
芸者さんもいらっしゃるようです。
漢検 漢字博物館では、祇園太鼓の演奏も行われていました。
ドンドンドンドンと威勢の良い音が四条通に響きます。
祇園太鼓は、海外からお越しの方に人気があるようでした。
八坂神社の西楼門前は大混雑。
光り輝く西楼門に人が吸い込まれていくようであります。
午後8時30分を過ぎた頃には、祇園大茶会の会場に獅子舞が登場し、頭をかまれる人が続出していました。
そして、絵も完成が近づいていました。
どうやら、大きな龍のようです。
龍の周りには、子どもたちの顔も見えますね。
午後9時が近づき、四条通は帰りの人たちが増えてきました。
私もこの辺りで帰宅することに。
宵宮神賑奉納行事の様子は、動画にも収めているのでご覧になってください。
7月16日は、四条烏丸の宵山は非常に混雑しますが、宵宮神賑奉納行事は比較的人が少なめです。
人混みが苦手な方は、四条烏丸の宵山より宵宮神賑奉納行事の方が楽しめますよ。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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