祇園石段下で見る祇園祭のお迎提灯・2024年

7月11日の夕刻。

京都市東山区の祇園石段下を訪れました。

祇園石段下は、八坂神社の西楼門前で、7月の祇園祭の期間は、ここで様々な行事を見られます。

11日の夜には、神輿洗式の神輿が通り、その神輿を迎えるためのお迎提灯(おむかえちょうちん)もやって来ます。

大松明が東大路通と四条通を清める

祇園石段下には、京阪電車の祇園四条駅から四条通を東に約5分歩くと到着します。

私が、祇園石段下にやって来たのは、午後6時過ぎでした。

まだ、ほとんど人がおらず、祇園石段下を見渡せる良い場所を確保できました。

祇園石段下

祇園石段下

午後6時30分頃から、お巡りさんが祇園石段下の交通整備を始めます。

少しずつ空が暗くなるにつれて、西楼門の灯りが強く感じられるようになってくると、ここで何かが行われるらしいと感づいた旅行者や観光客の方が集まって来ました。

午後7時を過ぎると、東大路通の南から祇園石段下に向かって、宮本組の提灯がやって来ました。

宮本組の提灯

宮本組の提灯

これから、四条大橋まで、東大路通と四条通を神輿が通るため、大松明が道を清めます。

その先頭を進むのが宮本組です。

そして、その後ろからも大勢の舁き手が続きます。

めらめらと燃える大松明もやって来ました。

大松明

大松明

大松明は、祇園石段下で90度向きを変え、東の四条通に入ります。

四条通に入る大松明

四条通に入る大松明

そして、威勢の良い掛け声とともに四条大橋に向かって消えていきました。

お迎提灯の登場

大松明が過ぎ、約15分の沈黙の後、午後7時30分前に賑やかな音が聞こえてきました。

お迎提灯の登場ですね。

お迎提灯の先頭

お迎提灯の先頭

お迎提灯は、江戸時代中期から始まった行事で、祇園萬灯会有志がお先太鼓の音とともに京都市内を巡行します。

お迎提灯は、夕方に八坂神社を出発し、途中、京都市役所前で舞踏奉納をした後、再び八坂神社に戻って来ます。

行列には、鉾町の囃子方も参加し、今年は、大船鉾の囃子方が前方を進んでいきました。

大船鉾の囃子方

大船鉾の囃子方

お迎提灯には子どもたちも多く参加しています。

児武者が勇ましい姿で登場。

児武者

児武者

女性の列が光り輝く西楼門の前を通過していきます。

西楼門とお迎提灯

西楼門とお迎提灯

女の子の行列も。

子どもたちの列

子どもたちの列

馬上稚児もやって来て、祇園石段下で小休止していましたよ。

馬上稚児

馬上稚児

他にも大きな提灯などが祇園石段下を通過し、円山公園へと向かいました。

この後、お迎提灯は、神輿洗式の神輿を迎えるため、再び西楼門前に戻って来ますよ。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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