6月7日に真如堂にアジサイを見に行った後、南西に約30分歩き、京都市中京区の行願寺に参拝しました。
ほとんどの人は、この距離を歩きませんが、のんびりと京都の街を眺めながら行願寺に向かうことに。
さて、この時期の行願寺では、アジサイが咲き、梅雨らしい景色を見せてくれます。
まだ梅雨入り前ですが、アジサイはそろそろ見ごろに入ってきているはずです。
数が少なくなったアジサイ
行願寺には、京阪電車の神宮丸太町駅から南西に約8分歩くと到着します。
地下鉄の丸太町駅からだと東に徒歩約8分です。
寺町通に面する行願寺の山門の前にやって来ました。
山門の脇で、ガクアジサイが咲いていますね。
山門をくぐり境内へ。
石畳の参道の南側では、真っ青な西洋アジサイがきれいに咲いていました。
青色のアジサイは、とても爽やかですね。
アジサイと聞いて青色を連想する人は多いはずです。
参道の先に本堂があるので、お参りをしましょう。
行願寺は、寛弘元年(1004年)に皮聖(かわのひじり)と呼ばれる行円上人が創建したのが始まりです。
行円上人は、鹿を射た際、その鹿のお腹から子鹿が生まれてくるのを見て殺生を恥じ、仏門に入る決心をします。
そして、鹿の皮をいつも身に付けていたことから、皮聖と呼ばれるようになり、行願寺も革堂(こうどう)と呼ばれるようになりました。
行願寺と言うより革堂と言った方が伝わりやすいですね。
境内の南側では、紫色のアジサイも咲いていました。
でも、今年はアジサイの数が少ないですね。
以前は、もっと多くのアジサイが並んでいたのですが。
今年は数を減らしたのでしょうか。
境内には、ハスが植わったプランターがたくさん並んでいます。
行願寺では、毎年7月になるとハスが咲いた風景を見られますよ。
この日は、さすがに時期が早く、まだハスの花は咲いていませんでした。
行願寺は、都七福神めぐりの寿老人に指定されているお寺で、境内には寿老人堂が建っています。
そして、寿老人堂の北側には、七福神の像も並んでいますよ。
こちらは、寿老人の像です。
寿老人は鹿と一緒にいます。
行円上人が皮聖と呼ばれたことから、行願寺は鹿と関係がある寿老人を祀るようになったのでしょうか。
理由はよくわかりませんが、寿老人堂にお参りをして、健康長寿のご利益を授かっておきましょう。
本堂と寿老人堂にお参りを済ませ、行願寺から出ることに。
参道わきの青色の西洋アジサイは、どの角度から見てもきれいですね。
寺町通に出て南に歩きます。
歩道の脇には、等間隔にアジサイが植えられていました。
どのアジサイも見ごろを迎え、青色や赤色の花が寺町通に彩を添えていましたよ。
行願寺のアジサイは例年より少なくなっていましたが、咲いているアジサイはきれいでした。
アジサイの見ごろは、6月いっぱいは続くのではないでしょうか。
7月にハスを見に行願寺に参拝するのも良いですね。
この後は、御池通にアジサイを見に行きます。
なお、行願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。