初夏に参拝した六波羅蜜寺・2024年

5月上旬に京都市東山区の六道珍皇寺に参拝した後、南西に約3分歩き、六波羅蜜寺にも参拝しました。

六波羅蜜寺は、西国三十三所観音霊場巡りの第十七番札所であり、また、都七福神めぐりの弁財天を祀るお寺です。

そのため、御朱印をいただきに参拝する人の姿を見かけますが、境内は、それほど混雑しません。

初夏の花が咲き始めた小さな庭

六波羅蜜寺には、京阪電車の清水五条駅から北東に約7分歩くと到着します。

六道珍皇寺から松原通を西に少し歩き、途中で南に曲がると六波羅蜜寺はすぐそこです。

道路

道路

道路は空いていますね。

松原通は清水寺への参詣道なので、清水寺に近づくと大混雑してくるのですが、六波羅蜜寺の辺りは閑散としたものです。

六波羅蜜寺の門の前にやって来ました。

門

しかし、この門は普段は閉ざされているので、ここから境内に入ることはできません。

ということで、少し南にある入り口から境内へ。

入り口

入り口

入り口の正面には、福寿弁財天を祀るお堂が建っています。

福寿弁財天

福寿弁財天

まずは、福寿弁財天にお参りをして福を授かっておきましょう。

こちらは一眼石。

一眼石

一眼石

石柱の上の方に円形の石があります。

石には、何やら文字が書かれていますが、その中に金色の文字を見つけたら、そこから祈りを込めて3回まわします。

あとは願い事が叶うのを待つだけです。

朱色の装飾がきれいな本堂。

本堂

本堂

今回は、本堂の中に入ってお参りをしました。

六波羅蜜寺は、天暦5年(951年)に空也上人が創建したのが始まりで、十一面観音立像を本尊としています。

正月に振る舞われる皇服茶(おうぶくちゃ)は、都に疫病が流行した際に空也上人が梅干しとこんぶを入れて飲ませたお茶と伝えられています。

かつては、広々とした境内を持っていましたが、明治の初めに区画整理が行われ、六原小学校の設立時に土地を譲ったことから、現在の規模になっています。

境内の南側にあるお堂には、銭洗弁財天と水かけ不動が祀られています。

北側のお堂

北側のお堂

この日も、銭洗弁財天にお参りをする人の姿が見られました。

銭洗弁財天の前の水で浄めたお金をお守り袋に入れて持っていると、お金が貯まると伝えられており、私も以前にいただいたお守りの中に水で浄めたお金を入れていますよ。

今回は、水かけ不動にお水をかけてお参りました。

北側のお堂から西に歩くと令和館が建っています。

令和館の近くには、コケが生えた小さな庭があり、初夏の花が咲き始めていました。

庭園

庭園

サツキはまだ花数が少ないですが、この時期としては比較的多く咲いていますね。

サツキ

サツキ

シランは紫色の花をたくさん咲かせ見ごろを迎えていました。

シラン

シラン

他にも、灯籠の近くに白色の花が咲いていましたよ。

そろそろ六波羅蜜寺から出ましょう。

短時間でしたが、良いお参りができました。

なお、六波羅蜜寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊


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