4月中旬に京都市上京区の白峯神宮に八重桜を見に行った後、東に約5分歩き、相国寺に参拝しました。
相国寺は、臨済宗相国寺派の総本山で、創建したのは、室町幕府3代将軍の足利義満です。
今でも、京都市中心部に広々とした境内を持つ相国寺は、この時期、カエデが若葉をつけます。
初夏の緑に包まれた境内
相国寺には、地下鉄の今出川駅から東に約3分歩くと到着します。
駅から北に3分ほど歩いた場所にも、相国寺の西門があり、今回はこちらから境内に入ることに。
西門をくぐり参道へ。
もうすっかり初夏の景色ですね。
参道を東に歩いていくと、南北の参道と交差します。
その角に建つのは、宝塔です。
そして、境内の中央に建つのが法堂(はっとう)。
法堂の天井には龍が描かれていますよ。
普段は、法堂の中に入れませんが、2024年3月23日から6月2日まで春の特別公開が行われており、法堂内部を拝観できます。
拝観料は800円で、方丈と開山堂も公開されます。
今回は、法堂を拝観しなかったので、外からお参りをすることに。
法堂の東側に植えられているカエデの若葉が黄緑色。
この日は曇り空だったのですが、新緑がとてもきれいに見えました。
晴れていれば、もっと美しく感じられたことでしょう。
法堂の西側に祀られている八幡宮の隣の大龍桜は、ほとんどの花を散らしていました。
東へと向かう参道の途中に植えられているカエデも、新緑がきれいですね。
鐘楼を背景に見る新緑。
この時期のカエデの葉は透明感がありますね。
見ているだけで、心が浄化され、清々しい気持ちになってきます。
鐘楼の下の新緑もきれいです。
この辺りは、カエデが多く植えられているため、今の時期は黄緑色の空間ができあがります。
11月になれば紅葉し、オレンジ色の空間になりますよ。
初夏も晩秋も、どちらも見ておきたいですね。
法堂の南側の三門址でも、カエデが若葉をつけ黄緑色の姿になっていました。
それにしても、黄緑色が鮮やかであります。
桜が散ると、京都市内は一気に人が少なくなり、静かに新緑を眺められます。
落ち着いて京都を観光したい場合は、5月から6月がおすすめです。
特に5月は気候的にも快適ですよ。
そろそろ相国寺から出ることに。
帰りは、南側の総門から外に出ました。
相国寺の新緑は、梅雨に入っても楽しめますが、5月中には見ておきたいですね。
この後は、京都御苑に八重桜を見に行きます。
なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。