冬の東本願寺の風景・2024年

2月上旬に京都市下京区の文子天満宮に梅を見に行った後、西に約3分歩き、東本願寺に参拝しました。

東本願寺は、京都駅の近くに広大な敷地を持つ浄土真宗のお寺です。

便利な場所にあること、そして、とても目立つことから、いつも境内には旅行者や観光客の姿がありますね。

冬の空と諸堂

東本願寺には、京都駅から北に約5分歩くと到着します。

烏丸通の東側から信号が青に変わるのを待つ間、東本願寺の御影堂門(ごえいどうもん)を眺めます。

御影堂門

御影堂門

遠くからでも、立派な門だとわかります。

空気が冷たく、まさに冬といった気候。

空には大きな雲が浮かんでいますが、青空も見え、割と清々しい天気であります。

信号を渡り、御影堂門をくぐります。

御影堂門の先には、これまた大きな御影堂が建っています。

御影堂

御影堂

まずは、御影堂にお参りをしましょう。

御影堂には上がることもできるので、初めて東本願寺に参拝した時は、堂内も見ておきたいですね。

境内の北東角には、参拝接待所があります。

参拝接待所

参拝接待所

他に総合案内所やお買物広場もあり、気軽にお参りしやすい雰囲気になっているのが、東本願寺の親しみやすいところです。

御影堂の北側にある高廊下。

高廊下

高廊下

高廊下の壁には、何やら絵が飾られていました。

境内から南に目をやると、京都タワーを見ることもできますよ。

境内から眺める京都タワー

境内から眺める京都タワー

逆光になるので、写真撮影は難しいのですが、肉眼で見ると、東本願寺の諸堂の奥に見える京都タワーがとても美しく感じられます。

御影堂の南側にある阿弥陀堂も立派な建物です。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

御影堂よりは小さいですが、それでも、他のお寺に建っているお堂と比較すると巨大です。

阿弥陀堂の南側には芝生が広がっています。

そして、芝生にはいくつかベンチが設置されていました。

ベンチ

ベンチ

以前はなかったので、最近、置かれるようになったようです。

さすがにこの時期は寒いので、ベンチで休憩する人はいませんでした。

春や秋には、利用する人が増えそうですね。

境内の南東角に建つ鐘楼は工事中です。

工事中の鐘楼

工事中の鐘楼

東本願寺では、2021年9月1日から2025年3月31日まで、阿弥陀堂門、鐘楼、手水屋形の保存修理事業が行われています。

鐘楼は、2023年7月から2024年9月まで工事が行われる予定です。

屋根が随分と傷んでいましたからね。

説明書によると、東本願寺の創建当初の鐘楼は、伏見城から移築したものでしたが、安政5年(1858年)の大火で焼失したとのこと。

その後、名古屋の神野金之助らの寄進により、御影堂再建の棟梁である伊藤平左衛門が担当して、明治27年(1894年)に再建されたそうです。

鐘楼は、令和2年(2019年)9月30日に国の重要文化財に指定されていますが、再建から約130年経過し、各所に損傷が見られることから、今回の修理工事を行うことになりました。

東本願寺では、寄付も募っていますよ。

蓮華の手水鉢の向こうに見えるのは、修理を終えた阿弥陀堂門です。

蓮華と阿弥陀堂門

蓮華と阿弥陀堂門

帰りは、金色の装飾がぴかぴかの阿弥陀堂門から出ましょう。

阿弥陀堂門の近くには、大きな東本願寺慶長撞鐘(けいちょうつきがね)も展示されているので、見ておきたいですね。

東本願寺慶長撞鐘

東本願寺慶長撞鐘

冬の東本願寺は、やや人が少なめでした。

空気が澄んでいて、広々とした境内を歩いているだけで、頭がすっきりと冴えた気分になりましたよ。

この後は、興正寺に梅を見に行きます。

なお、東本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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