9月19日。
京都市左京区の本妙寺に参拝しました。
本妙寺は、3名の赤穂浪士のお墓があることから義士の寺と呼ばれており、この時期は、本堂前に植えられている萩が赤色の花を咲かせます。
今回の参拝は、その萩を見ることが目的であります。
見ごろ前の萩
本妙寺には、地下鉄の東山駅から東大路通を北に5分ほど歩くと到着します。
東大路通と仁王門通の交差点の北東ですね。
本妙寺の山門の前にやって来ました。
山門をくぐって境内に入ると、重層造の本堂が建っているのでお参りをしましょう。
この日は、法要が行われるのか、本堂の戸が開いていました。
さて、本堂前の萩ですが、花は咲いていたものの、数が少なめでした。
例年だと、見ごろを迎えている頃なのですが、今年は花が咲き進むのが遅いようで、まだ咲き始めて間もない感じです。
それでも、枝先には、赤色の花がいくつも咲いており、ここだけを見ると見ごろに入っているように感じます。
秋空を背景に見る萩。
この角度からだと、花が少なく物足りないですね。
最も多くの花をつけていたのは、下向きに伸びた枝先でした。
本妙寺は、日蓮宗妙覚寺派のお寺で、正和4年(1315年)に日像が、渡辺氏の帰依を受け創建したのが始まりです。
その後、中絶したものの、天正2年(1574年)に日典が再興しています。
しかし、その後も火災で焼失。
現在の姿となったのは、享保13年(1728年)で、寺伝では、日正が再建したとのこと。
本堂の脇では、ムラサキシキブが小さな実をたくさん付けていました。
今の時期は、ムラサキシキブの実をちらほらと見かけることがありますね。
境内の南東角に建つ鐘楼。
その鐘楼の近くでは、白色の萩も咲いていましたが、こちらは本堂前の萩よりもさらに花数が少なく、今咲き始めたのではないかと思うほどでした。
今年の京都の萩は、全体的に開花が遅く、本格的な見ごろを迎えるのは、9月25日以降になりそうです。
本妙寺を出て、仁王門通を東に少し歩くと、フヨウが咲いていました。
このフヨウも、毎年、この時期にピンク色と白色の花を咲かせますが、今年は萩と同じく、開花が遅かったようで例年より花数が少なかったです。
本妙寺の萩は、9月19日の時点で見ごろ前でした。
本堂前の萩は、9月25日頃には見ごろを迎えそうですが、白色の萩の見ごろは9月末頃になりそうです。
この後は、平安神宮の神苑を見に来ます。
なお、本妙寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。