1月25日に京都市東山区の建仁寺に雪景色を見に行った後、その塔頭(たっちゅう)の禅居庵に参拝しました。
禅居庵には、境内にたくさんのイノシシがいます。
亥年には、多くの参拝者が訪れますが、それ以外の年だと、境内が混雑することは滅多にありません。
禅居庵も、建仁寺の隣ということで、この日は雪が積もっていました。
雪をかぶったイノシシ
禅居庵には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約6分歩くと到着します。
建仁寺から禅居庵を訪れる時は、建仁寺の南西角にある門から禅居庵に入るのですが、この日は門が閉ざされていました。
そのため、建仁寺を南の門から出て、少し西に歩き、南向きに開いた山門から禅居庵に入ることに。
山門の瓦屋根には、雪が残っています。
山門をくぐった先には、摩利支天堂が建ち、こちらも屋根が真っ白になるほど雪が積もっていました。
参道わきの、空に向かって吠えているようなイノシシの足元にも、たっぷりと雪が積もっていますね。
イノシシの胸の辺りをよく見ると、円形のガラスがありました。
触ってみると割れたので、これは、ガラスではなく氷です。
いったい、どうやったら、こんな形の氷ができるのでしょうか。
摩利支天の御神徳によるものでしょうか。
ナンテンの赤い実にも雪が覆いかぶさるように積もっています。
雪を抱えた枝が重そうにしなっています。
それでは、摩利支天堂にお参りをしましょう。
境内には、イノシシが何頭もいますが、その多くが雪をかぶり顔が見えなくなっていました。
手水鉢の水も、水面に氷が張っています。
すでに正午を過ぎているのですが、気温が上がってこないため、夜中にできた氷が融けずに残っています。
ミニイノシシたちは、雪に埋もれていませんでした。
屋根があるお堂の下なので、ここまでは雪が降り込まなかったようです。
摩利支天堂の屋根を見上げると、つららが何本もできていました。
こちらのイノシシも、顔から背中まで雪をかぶっていますね。
牙だけが見えるイノシシは、まるでガメラのようでしたよ。
摩利支天堂にお参りを済ませたので、そろそろ禅居庵から出ましょう。
短時間でしたが、珍しい雪景色を見られ、良いお参りができました。
この後は、恵美須神社に雪景色を見に行きます。
なお、禅居庵の詳細については以下のページを参考にしてみてください。