禅居庵のイノシシに雪が積もる・2023年

1月25日に京都市東山区の建仁寺に雪景色を見に行った後、その塔頭(たっちゅう)の禅居庵に参拝しました。

禅居庵には、境内にたくさんのイノシシがいます。

亥年には、多くの参拝者が訪れますが、それ以外の年だと、境内が混雑することは滅多にありません。

禅居庵も、建仁寺の隣ということで、この日は雪が積もっていました。

雪をかぶったイノシシ

禅居庵には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約6分歩くと到着します。

建仁寺から禅居庵を訪れる時は、建仁寺の南西角にある門から禅居庵に入るのですが、この日は門が閉ざされていました。

そのため、建仁寺を南の門から出て、少し西に歩き、南向きに開いた山門から禅居庵に入ることに。

雪が積もった山門

雪が積もった山門

山門の瓦屋根には、雪が残っています。

山門をくぐった先には、摩利支天堂が建ち、こちらも屋根が真っ白になるほど雪が積もっていました。

雪が積もった摩利支天堂

雪が積もった摩利支天堂

参道わきの、空に向かって吠えているようなイノシシの足元にも、たっぷりと雪が積もっていますね。

イノシシの足元に積もった雪

イノシシの足元に積もった雪

イノシシの胸の辺りをよく見ると、円形のガラスがありました。

円形の氷

円形の氷

触ってみると割れたので、これは、ガラスではなく氷です。

いったい、どうやったら、こんな形の氷ができるのでしょうか。

摩利支天の御神徳によるものでしょうか。

ナンテンの赤い実にも雪が覆いかぶさるように積もっています。

ナンテンに積もった雪

ナンテンに積もった雪

雪を抱えた枝が重そうにしなっています。

それでは、摩利支天堂にお参りをしましょう。

境内には、イノシシが何頭もいますが、その多くが雪をかぶり顔が見えなくなっていました。

雪をかぶったイノシシ

雪をかぶったイノシシ

手水鉢の水も、水面に氷が張っています。

凍った手水鉢の水

凍った手水鉢の水

すでに正午を過ぎているのですが、気温が上がってこないため、夜中にできた氷が融けずに残っています。

ミニイノシシたちは、雪に埋もれていませんでした。

ミニイノシシ

ミニイノシシ

屋根があるお堂の下なので、ここまでは雪が降り込まなかったようです。

摩利支天堂の屋根を見上げると、つららが何本もできていました。

屋根の氷柱

屋根の氷柱

こちらのイノシシも、顔から背中まで雪をかぶっていますね。

雪で目が見えなくなったイノシシ

雪で目が見えなくなったイノシシ

牙だけが見えるイノシシは、まるでガメラのようでしたよ。

摩利支天堂にお参りを済ませたので、そろそろ禅居庵から出ましょう。

短時間でしたが、珍しい雪景色を見られ、良いお参りができました。

この後は、恵美須神社に雪景色を見に行きます。

なお、禅居庵の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊