9月中旬に京都市伏見区の伏見稲荷大社に参拝した後、南に約5分歩き、石峰寺(せきほうじ)を訪れました。
石峰寺は、黄檗宗のお寺で、伊藤若冲が制作した五百羅漢があることで知られています。
でも、民家が建ち並ぶ一体にあることから観光で訪れる人は少なく、境内が混雑することはないですね。
秋の草花が咲く境内
石峰寺には、京阪電車の龍谷大前深草駅から東に徒歩約5分で到着します。
伏見稲荷大社から石峰寺に向かう途中にある墓地を通り、歯痛平癒祈願で知られるぬりこべ地蔵にお参りしました。
そろそろ彼岸ということもあり、墓地にはお墓参りで訪れた人たちが多かったです。
石峰寺の入り口に到着。
入り口はわかりにくいですが、石峰寺の説明を記した京都市の駒札が立っているので、それを目当てに歩けばたどり着けるでしょう。
細長い上り坂の参道を進み龍宮門にやって来ました。
龍宮門の前では、初夏によく見るムラサキツユクサが咲いており、夏の名残が感じられます。
龍宮門をくぐって境内に入ります。
境内は、夏を過ぎ初秋の風景が広がっていました。
参道わきには、小さな秋の花がたくさん咲いています。
シオンも薄紫色の花を咲かせていますね。
境内の奥に本堂があるのでお参りをしましょう。
石峰寺は、宝永年間(1704-1711年)に千呆(せんがい)禅師が創建した禅道場が始まりです。
当初は、諸堂が建つ大きなお寺でしたが、何度も火災に遭い、現在は、この本堂と庫裡(くり)を残すだけとなっています。
それでも、本堂は立派な造りで、堂内は広々としていますよ。
伊藤若冲の五百羅漢は、本堂の裏山にあり、拝観するには300円が必要です。
なお、五百羅漢は現在は撮影禁止となっており、スケッチもできません。
本堂にお参りをした後は、再び境内の景色を見て歩きます。
萩も、小さな花を咲かせ見ごろを迎えていました。
龍宮門の近くでは、白色のヒガンバナも咲いています。
赤色のヒガンバナもないのかなと思ってあたりを見渡すと、木々の足元に隠れるようにして咲いているのを発見しました。
9月中旬から10月上旬にかけて、京都各所でヒガンバナが見られます。
お寺に行くと、見かけることが多いですね。
そろそろ石峰寺を去ることに。
短い時間でしたが、良いお参りができました。
この後は、宝塔寺に参拝します。
なお、石峰寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。