8月下旬に京都市東山区の仲源寺に参拝した後、八坂神社にも参拝しました。
7月は、祇園祭を見るためによく八坂神社に通いましたが、8月に入ってからは、今回が初めての参拝になります。
毎年8月になると、八坂神社では、白祇園守(しろぎおんまもり)と呼ばれるムクゲが真っ白な花を咲かせます。
今回の参拝は、その白祇園守を見ることが目的です。
たくさん咲いた白祇園守
八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から東に約5分歩くと到着します。
四条通に面した八坂神社の西楼門。
夏が終わりに近づき、京都も徐々に涼しくなってきています。
とは言え、最高気温が30度を超えていたので、普通の感覚なら暑いのですが。
久しぶりに西楼門にいらっしゃる随身にご挨拶。
西楼門をくぐった先には、蘇民将来を祀る疫神社が建っています。
祇園祭の期間に疫神社にお参りをしていなかったので、夏の終わりにお参りをしておきましょう。
疫神社は、その名のとおり、疫病退散のご利益を授けてくれます。
大国主命(おおくにぬしのみこと)と因幡の白兎は、まだマスクをしていますね。
爽やかな青空の下、本殿と舞殿がきれいに見えました。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
さて、目的の白祇園守ですが、境内の南側に建つ斎館の近くに植えられています。
真っ白な花がたくさん咲いていますね。
近くに寄って、白祇園守を観賞。
シワシワになった花も多かったですが、全体的に見ごろでした。
8月20日頃だと、もっときれいに咲いていたかもしれませんね。
過去、夏に何度か八坂神社に参拝し、白祇園守を見ていますが、今年が一番多くの花を咲かせていましたよ。
白祇園守は、本殿の裏にも植えられています。
本殿の裏にやって来ると、祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の歌碑が置かれていました。
こんな歌碑があったかなと思って建立された年を見ると、令和元年(2019年)9月15日となっていました。
3年も前からあったのに気づかなかったとは。
この歌碑は、祇園祭創始1150年を記念して、素戔嗚尊が詠んだわが国最古の大和歌「御神詠歌」を八坂神社清々講社の今西知夫幹事長が揮毫(きごう)したものです。
歌碑には、以下の歌が刻まれています。
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を
本殿裏の白祇園守も、多くの花を咲かせていましたが、こちらは終わりが近づいていました。
上の方の花はきれいな白色でしたが、下の方は、黄色く変色し、見ごろを終えていました。
再び境内の南側へ。
手水舎では、「蘇民将来子孫也」と記した短冊を吊るした風鈴が設置されていました。
リンリンと涼しげな音色を響かせながら、短冊がくるくると回転していましたよ。
八坂神社の白祇園守は、9月初旬までは咲いていそうです。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。