白祇園守が咲く晩夏の八坂神社・2022年

8月下旬に京都市東山区の仲源寺に参拝した後、八坂神社にも参拝しました。

7月は、祇園祭を見るためによく八坂神社に通いましたが、8月に入ってからは、今回が初めての参拝になります。

毎年8月になると、八坂神社では、白祇園守(しろぎおんまもり)と呼ばれるムクゲが真っ白な花を咲かせます。

今回の参拝は、その白祇園守を見ることが目的です。

たくさん咲いた白祇園守

八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から東に約5分歩くと到着します。

四条通に面した八坂神社の西楼門。

西楼門

西楼門

夏が終わりに近づき、京都も徐々に涼しくなってきています。

とは言え、最高気温が30度を超えていたので、普通の感覚なら暑いのですが。

久しぶりに西楼門にいらっしゃる随身にご挨拶。

随身

随身

西楼門をくぐった先には、蘇民将来を祀る疫神社が建っています。

疫神社

疫神社

祇園祭の期間に疫神社にお参りをしていなかったので、夏の終わりにお参りをしておきましょう。

疫神社は、その名のとおり、疫病退散のご利益を授けてくれます。

大国主命(おおくにぬしのみこと)と因幡の白兎は、まだマスクをしていますね。

大国主命と因幡の白兎

大国主命と因幡の白兎

爽やかな青空の下、本殿と舞殿がきれいに見えました。

本殿(左)と舞殿(右)

本殿(左)と舞殿(右)

それでは、本殿にお参りをしましょう。

さて、目的の白祇園守ですが、境内の南側に建つ斎館の近くに植えられています。

斎館と白祇園守

斎館と白祇園守

真っ白な花がたくさん咲いていますね。

近くに寄って、白祇園守を観賞。

見上げる白祇園守

見上げる白祇園守

シワシワになった花も多かったですが、全体的に見ごろでした。

8月20日頃だと、もっときれいに咲いていたかもしれませんね。

過去、夏に何度か八坂神社に参拝し、白祇園守を見ていますが、今年が一番多くの花を咲かせていましたよ。

白祇園守は、本殿の裏にも植えられています。

本殿の裏にやって来ると、祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の歌碑が置かれていました。

本殿裏の歌碑

本殿裏の歌碑

こんな歌碑があったかなと思って建立された年を見ると、令和元年(2019年)9月15日となっていました。

3年も前からあったのに気づかなかったとは。

この歌碑は、祇園祭創始1150年を記念して、素戔嗚尊が詠んだわが国最古の大和歌「御神詠歌」を八坂神社清々講社の今西知夫幹事長が揮毫(きごう)したものです。

歌碑には、以下の歌が刻まれています。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を

本殿裏の白祇園守も、多くの花を咲かせていましたが、こちらは終わりが近づいていました。

本殿裏の白祇園守

本殿裏の白祇園守

上の方の花はきれいな白色でしたが、下の方は、黄色く変色し、見ごろを終えていました。

再び境内の南側へ。

手水舎では、「蘇民将来子孫也」と記した短冊を吊るした風鈴が設置されていました。

風鈴

風鈴

リンリンと涼しげな音色を響かせながら、短冊がくるくると回転していましたよ。

八坂神社の白祇園守は、9月初旬までは咲いていそうです。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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