駒形稚児が来なかった綾戸國中神社参拝・祇園祭2022年

毎年7月13日の午後2時から、京都市東山区の八坂神社で、久世稚児社参(くぜちごしゃさん)が行われます。

南区上久世綾戸にある綾戸國中神社(あやとくなかじんじゃ)から、駒形稚児(こまがたちご)がお参りに訪れるのが久世稚児社参です。

駒形稚児は、17日の神幸祭と24日の還幸祭で、中御座の神輿を先導しますが、その前の13日に八坂神社に参拝し、神役奉仕の宣状を受けます。

簡素な参拝

八坂神社には、京阪電車の祇園四条駅から東に約5分歩くと到着します。

時刻は午後1時30分ころ。

西楼門の前には、参拝者の姿が見られます。

西楼門

西楼門

境内に入って本殿の前にやって来ると、頭上にどんよりと雨雲が浮かんでいました。

本殿

本殿

今にも、雨が降り出しそうです。

午前中に行われた長刀鉾稚児社参で、本殿の前が開かれ階段が出ていましたが、午後になっても閉じられていませんでした。

本殿の階段

本殿の階段

それでは、本殿にお参りをしましょう。

本殿の南側に建つ舞殿には、神輿洗式を終えた3基の神輿が奉安されていました。

舞殿

舞殿

舞殿の東側に奉安されているのは、東御座の神輿です。

東御座

東御座

子供神輿が一緒になっているのが特徴的です。

神輿渡御では、祭神の櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)が東御座の神輿に遷されます。

中央に奉安されているのは中御座の神輿です。

中御座

中御座

神輿渡御では、素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこの神輿に遷されます。

そして、西側に奉安されているのが、西御座の神輿です。

西御座

西御座

西御座の神輿には、八柱御子神(やはしらのみこがみ)が遷されますよ。

午後1時45分となり、そろそろ久世稚児社参の行列がやって来そうなのですが、まったく現れそうな気配がありません。

もしかしたら、今年は中止になったのかなと思っていたら、本殿の中でドンドンと太鼓が鳴る音が聞こえてきました。

気づかない間に綾戸國中神社の方々が、本殿に入っていたようです。

駒形稚児は、馬に乗って八坂神社までやって来るのですが、いつの間に本殿に入ったのかと怪しんでいたところ、どうやら今年は駒形稚児の社参はなく、例年より規模が縮小されたみたいです。

新型コロナウイルスの影響だとか。

本殿の案内には、「綾戸國中神社参拝」と書かれていたので、まだ例年と同じように祇園祭が行われないところがあるようです。

神幸祭と還幸祭の神輿渡御も、例年より規模が縮小されるようですが、17日と24日に駒形稚児はやって来るのでしょうか。

本殿での神事を済ませた綾戸國中神社の方々が、記念撮影を行います。

記念撮影

記念撮影

記念撮影を終えた綾戸國中神社の方々は、その後、整列して別の建物の中に入っていきました。

退場

退場

観覧者はほとんどおらず、神事は静かに終了しました。

私も、そろそろ八坂神社から出ましょう。

アイスチョコバナナ

アイスチョコバナナ

西楼門近くの参道には、多くのお店が並んでいましたが、営業はしていませんでした。

アイスチョコバナナののぼりが寂しそうにしていましたよ。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊

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