人が少ない冬の南禅寺に参拝・2022年

1月中旬に京都市左京区の平安神宮に参拝した後、東に約7分歩き南禅寺を訪れました。

南禅寺は秋の紅葉が美しいお寺で、毎年11月になると多くの旅行者や観光客の方で境内が賑わいます。

でも、冬の南禅寺は訪れる人がとても少なく、境内を静かに歩くことができます。

落ち着いてお寺参りをしたい方には、冬の京都は魅力的なんですよね。

人がいない三門前

南禅寺には、地下鉄の蹴上駅から北東に約5分歩くと到着します。

南禅寺橋の交差点の前にやって来ました。

南禅寺橋付近

南禅寺橋付近

人の姿はまばらであります。

南禅寺橋から東に向かって歩きます。

道路沿いには、八千代菊水といった旅館が建ち並でいます。

南禅寺近くの宿に泊まれば、この付近の散策が便利になりますね。

中門の前にやって来ました。

中門

中門

この付近も人がほとんどいませんね。

中門をくぐります。

そして、石川五右衛門が上って「絶景かな」と言ったと伝えられる三門の前に向かいます。

三門

三門

三門の前も人が少ないです。

秋は、三門前できれいな紅葉を見られましたが、今は、どのカエデも葉を散らし枝だけの状態になっていました。

ちなみに現在の三門は、江戸時代に再建されたものなのです。

その当時、石川五右衛門はすでに亡くなっており、三門に上って「絶景かな」とは言っていません。

三門をくぐって境内をさらに東に歩きます。

三門をくぐる

三門をくぐる

法堂にお参り

三門の東にもたくさんのカエデが植えられており、秋の紅葉が美しいです。

でも、今は、すっかり冬の景色となり、紅葉していた頃が遠い昔のように感じます。

冬の境内

冬の境内

それでも、コケの上には、散ったモミジがまだ残っていましたよ。

コケ

コケ

コケの上では、マンリョウが赤い実をたくさんつけていました。

マンリョウ

マンリョウ

参道の先に立派な法堂(はっとう)が建っているのでお参りをしましょう。

法堂

法堂

法堂は、行事や法要が行われる場所で、南禅寺の中心的な建物です。

本尊は釈迦如来で、右に獅子に乗る文殊菩薩、左に象に乗る普賢菩薩が祀られています。

応仁の乱(1467年)で焼失して間もない時期に再建され、慶長11年(1606年)に豊臣秀頼によって大改築が行われています。

豊臣秀頼は、京都の多くの寺社の再建に尽くしていますね。

その後、明治26年(1893年)の火災で焼失しましたが、同42年に再建されました。

天井には、幡龍図が描かれているので、こちらも忘れずに見ておきましょう。

法堂の南側の石垣付近では、ナンテンも赤い実を付けていました。

ナンテン

ナンテン

境内の南に建つ水路閣。

水路閣

水路閣

お寺の中に近代的な建物が突如現れるので、初めて南禅寺を訪れた方はびっくりするかもしれませんね。

今では、水路閣はすっかり観光客の方に人気となっており、よく記念撮影をしている姿を見かけます。

冬の南禅寺は人が少ないので、水路閣と一緒に写真を撮り放題ですよ。

1月中旬の南禅寺は、とても寒かったですが、静かに落ち着いてお参りできました。

この後は、最勝院に参拝します。

なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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